“罵詈雑言”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ばりぞうごん87.5%
ぼりぞうごん12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あの老人は怒りっぽい人で、すこぶる巧妙な罵詈雑言ばりぞうごんを並べ立てる……あんな人にはこれまでめったに出逢ったことがありません。
椰子の葉を叩くスコールの如く、麺麭パンの樹に鳴く蝉時雨せみしぐれの如く、環礁の外に荒れ狂う怒濤の如く、ありとあらゆる罵詈雑言ばりぞうごんが夫の上に降り注いだ。
南島譚:02 夫婦 (新字新仮名) / 中島敦(著)
「不埓なっ、通るを見かけての罵詈雑言ぼりぞうごん、勘弁ならぬ——」
南国太平記 (新字新仮名) / 直木三十五(著)