“揶揄”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
やゆ52.2%
からか40.5%
からかい4.8%
からかは1.0%
からかひ0.3%
からかわ0.3%
からけ0.3%
からこ0.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“揶揄”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語40.4%
文学 > 日本文学 > 小説 物語6.8%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
イエス・キリストを信ずることに於て、清澄の茂太郎の揶揄やゆの的となっている金椎少年が、一心に行手の海に向って祈っている。
あきらかな殺意にさらされている無手な自身を——その危険さも——まるで度外視しているようなそれは静かな揶揄やゆだった。
私本太平記:06 八荒帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
界隈の若い者や、やとい男などから、彼女は時々揶揄からかわれたり、みだらな真似まねをされたりする機会が多かった。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
『だが何だ、神山さんは何日見ても若いですね。』と揶揄からかふ樣に甘つたるく舌を使つて、信吾は笑ひながら女を見下した。
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
そのうちには、屹度きっと最初の意志を貫徹してみせるぞという凄い盗児のよくやる挑戦的な揶揄からかいにちがいない——と
梅颸の杖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
が、ちらと娘を見返った鉄斎の老眼は、父親らしい愛撫と、親らしい揶揄からかいの気味とでいつになく優しかった。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
が、内心では彼等にかう揶揄からかはれる事につて、私も一人前の遊蕩児になつたやうな気がして、少しは得意にもなつてゐた。
良友悪友 (新字旧仮名) / 久米正雄(著)
『ハハハ。皆に揶揄からかはれて嬉しがつてるから、可哀相かあいさうにも可哀相だがね。餓ゑたる女と云ふ奴かナ。』
菊池君 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
が、流石は女心で、例へば健が郡視学などと揶揄からかひ半分に議論をする時とか、父の目の前で手厳しく忠一を叱る時などは、はたで見る目もハラ/\して、顔を挙げ得なかつた。
足跡 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
信一郎は、夫人の真面目まじめとも不真面目とも付かぬ態度に揶揄からかわれたように、まごつきながら云った。
真珠夫人 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
ありやあそれ、れがにやえゝんだよ、隨分ずゐぶんつれつたから、おふくろことあねえこたねえが、悉皆みんな揶揄からけえ/\したからそんでさうだこといふやうんつたんだな
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
「ホホホホホホ、これで雲助どもを揶揄からこうたのは、今度の旅で三度目じゃ」
剣難女難 (新字新仮名) / 吉川英治(著)