“可哀相”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かわいそう73.1%
かはいさう13.5%
かあいさう11.5%
かあいそう1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「うん、あいつも可哀相かわいそうだけれども仕方がない。つまりこんなやくざな兄貴あにきをもったのが不仕合せだと思って、あきらめて貰うんだ」
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
それ夥間なかま一人ひとりだつたのがわかつたから、こゑけると、黒人くろんぼ突倒つきたふして、ふねのまゝ朱色しゆいろうみへ、ぶく/\とたんだとさ……可哀相かはいさうねえ。
印度更紗 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
二人ふたりだとおもつても駄目だめよ!とつて、一人ひとりだけ立派りつぱひとにするんでは滿つまらないわ!』とあいちやんは可哀相かあいさうにもさうおもひました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
「こんなしっかりした娘をそんな境遇に置いとくのは可哀相かあいそうだ。どうだね。できるだけ世話を見てあげるから、いっそのこと私の養女にくれないかね」