“愛”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
24.7%
あい23.4%
いと17.0%
かな6.2%
いつく4.5%
1.9%
めぐ1.7%
めで1.7%
1.5%
カナ1.5%
(他:73)15.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“愛”を含む作品のジャンル比率
文学 > ロシア・ソヴィエト文学 > 小説 物語22.6%
文学 > 日本文学 > 詩歌9.1%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)7.2%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
初冬の深更のこと、雪明りをづるまま写経に時を忘れてゐると、窓外から毛の生えた手を差しのべて顔をなでるものがあつた。
閑山 (新字旧仮名) / 坂口安吾(著)
そのつるむときはすなわち変じて二小蛇とる、竜の性粗猛にして、美玉空青ぐんじょうづ、喜んで燕肉を嗜む
あいする親族しんぞくの六さい幼女えうぢよひ、玄子げんし器具きぐなどかつ
まん正直しょうじきな、うらおもてのない人間にんげんとして、むら人々ひとびとからあいされていました。
万の死 (新字新仮名) / 小川未明(著)
それは、泥によごれ血にまみれてはいたが、目を疑うほどの驚きは、いとしいマヌエラへ、シチロウ、ザマより——とあるのだ。
人外魔境:01 有尾人 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
その感謝の心は『日の子』を書いて自分を彼れのいとし子、隱し子であると言つた時吾が心は言ひ知れぬ歡びに溢れてしまつた。
太陽の子 (旧字旧仮名) / 福士幸次郎(著)
高麗錦こまにしきひもけてるがろとかもあやにかなしき」(同・三四六五)
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
相模路さがむぢ淘綾よろぎの浜の真砂まなごなす児等こらかなしく思はるるかも」(巻十四・三三七二)等の例がある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
姫はまだ十七、深窓のいつくしみにくるまれていたが、佳麗な容姿はかくれもなく、つねづね若公卿ばらの野心のまとであった。
私本太平記:01 あしかが帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
されども夫の家にゆきては専らしゅうとしゅうとめを我親よりも重んじて厚くいつくしみ敬ひ孝行をつくすべし。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
温かき御心ゆゑぞ、大きなるひろき御心もてぞ、ありとあるしみたまへば、御心は神にもいたり、雀にも通ひましけむ。
雀の卵 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
温かき御心ゆゑぞ、大きなるひろき御心もてぞ、ありとあるしみたまへば、御心は神にもいたり、雀にも通ひましけむ。
観相の秋 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
この珍貴うず感覚さとりを授け給う、限り知られぬめぐみに充ちたよき人が、此世界の外に、居られたのである。
死者の書 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
この珍貴ウヅ感覚さとりを授け給ふ、限り知られぬめぐみに充ちたよき人が、此世界の外に居られたのである。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
たつめでしは修業の足しにとにはあらざれど、これを妻にめかけ情婦いろになどせんと思いしにはあらず
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
また心き事はべりき、その大臣の娘おわしき、いろかたちめでたく世に双人ならぶひとなかりき、鑑真がんじん和尚の
思わず釣りこまれてどもった与吉はッとして眼をあげたとたん、大柄な殿様の顔が、いやつとでも言うようにニッコリ一笑したのを見た。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
秀吉「汝は、京に上せはりつけにかけんと思いしが、わが面前に壮語して主家を恥しめざるは、い奴かな」と云って命を助けて、お側衆にしてくれた。
小田原陣 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
古代日本語の習慣で言ふと「カナしき何某」、もつと古い言ひ方だと、語根風になつたかなしを用ゐて「カナし何某」と言ふ所だ。
日琉語族論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
にほとりの 葛飾早稲カツシカワセニヘすとも、カナしきを、に立てめやも(万葉集巻十四)
古代生活に見えた恋愛 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
きぬの裏の玉といつくしまれ、何でもかでも言成いいなり次第にオイソレと仕付けられたのが癖と成ッて
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
爾曹なんぢらの敵をいつくしみ、爾曹なんぢらのろふ者を祝し、爾曹なんぢらを憎む者を善視よくし、虐遇迫害なやめせむるものゝ爲に祈祷せよ。」
なお、「石走いはばしる垂水の水のしきやし君に恋ふらく吾がこころから」(巻十二・三〇二五)という参考歌がある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
ひと味宿うまいずてしきやしきみすらをりてなげくも 〔巻十一・二三六九〕 柿本人麿歌集
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
夫にラブしとるということをもって、大なる恥辱と心得るような見得坊がまたあるかい、しからんじゃあないか。
湯島詣 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
今にして思えば友がそのとき立腹したのみならず、私がラブの人であることを否認したのは根拠があった。
愛と認識との出発 (新字新仮名) / 倉田百三(著)
かつがつも いや先立てる をしまかむ。 (歌謠番號一七)
どしおえどし。
鹿踊りのはじまり (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
公私の財をついやすもおしむにいとまあらず。
おしむ可き家族も無い。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
いつくしみの微妙さを 思う。
五月の空 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
そして、大切そうに皆に取り巻かれ、気分もよほどよくなったらしい面持ちをしながら、家からの迎えを待っている若者を眺めてから、いつくしみに満ち充ちた心を持って、裏口から誰も気の付かないうちに、さっさと帰って行ってしまった。
禰宜様宮田 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)
歌津子は空を仰いだり彼らの歌に耳をすまして微笑ほほえんだり、今買った京人形をいとおしんだりして歩いていた。
青草 (新字新仮名) / 十一谷義三郎(著)
それは日輪の下に一つの花芯かしんをつつんで生命をいとおしみあう花弁のむつみと違わない。
私本太平記:04 帝獄帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
うつくしみいもひとみなのごとめやかずして 〔巻十二・二八四三〕 柿本人麿歌集
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
かれここに伊耶那岐の命のりたまはく、「うつくしき汝妹なにもの命を、子の一木ひとつけへつるかも」とのりたまひて
「勉励も非常だが、第一いかに軍人は生命いのちしまんからッて、命の安売りはここですと看板もかけ兼ねん勢いはあまりだと思うね」
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
世間の交際を重んずるの名を以て、附合つきあいの機に乗ずれば一擲千金いってきせんきんもまたしまず。
教育の事 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
幹毎モトゴトに花は咲けども、何とかも ウツクし妹がまた咲き出来デコぬ(孝徳紀)
万葉集研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
爾に、伊邪那岐ノリ給わく、ウツクしき我が那邇妹ナニモの命や、子の一木ヒトツキに易えつるかもと詔給いて、御枕方ミマクラベ匍匐ハラバい、御足方ミアトベに匍匐いて、哭給う。
比較神話学 (新字新仮名) / 高木敏雄(著)
この珍貴ウヅ感覚サトリを授け給ふ、限り知られぬメグみにちたよき人が、此世界の外に、居られたのである。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
この珍貴ウヅ感覺サトリを授け給ふ、限り知られぬメグみに充ちたよき人が、此世界の外に、居られたのである。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
「さ百合ゆりゆりも逢はむと思へこそ今のまさかもうるはしみすれ」(巻十八・四〇八八)等の例がある。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
うるはしみおもふ。 (歌謠番號四七)
双方、気軽な応対のうちに、親しみがある、情味が見える。石舟斎は、長政の恩師であり、長政は、石舟斎のまな弟子だった。
剣の四君子:02 柳生石舟斎 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「それも、そうだが、荒木は、柳生宗矩むねのり殿の弟子として、又右衛門という但馬守殿の通称を、譲られた位のまな弟子故と——今一つは、例の河合又五郎の一件に、助太刀をしてもおるし、一期の晴れの場所故、一生の思出として、荒木も出たかろうし、但馬殿も、出したかったのであろう」
寛永武道鑑 (新字新仮名) / 直木三十五(著)
(北の旅の春の夕べ港のほとりに宿泊すれば、アイルランドの海辺の風景は旅人の愁いを消すに価する。雲と水がはるかに広がる眺望の果てに、青山がかすかに見えるのはまさに蘇州スコットランドである。)
南半球五万哩 (新字新仮名) / 井上円了(著)
(北のかたに遊び、その夜は港に宿泊した。アイルランドの海の風景は旅人の思いを慰める。雲と水ははてしなくひろがり、さらにその果てをみるに、青い山がかすかに見え、その地は蘇州スコットランドである。)
西航日録 (新字新仮名) / 井上円了(著)
彼らはその時二人いっしょに医者の門を出て、晩飯を食いながら、セックスラヴという問題についてむずかしい議論をした。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
君がラヴに失敗して苦むのもじや、或人が金銭マネエの為に苦むのも、苦むと云ふ点に於ては差異かはりは無いぞ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
江戸歌舞妓の歴史をしむ二老人にとつては、堪へられぬものがあつた。
市村羽左衛門論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
甚重イヤフタごもり しと思ふ(仁賢紀)
日本文章の発想法の起り (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
いかに殿様がああおっしゃって下さればとて、あの泣き叫ぶ城下の人々、先の短い老人やあどけない女子供を、どうして、城とともに見殺しにすることができましょうか。
あひ』のはな
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
奥から子供をあやしている女中の声が洩れて来た。夫人が誰かと話している声も聞えた。客は女らしい、はなやかな笑い声もするようである。
新世帯 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
しばらく女中と二人で、子供をあっちへ取りこっちへ取りして、あやしていた。
新世帯 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
『はい!』とちやんがさけびました。
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)