“めづら”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
78.0%
12.2%
2.4%
2.4%
目顔2.4%
2.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其處そこ風呂敷ふろしきひぢなりに引挾ひつぱさんだ、いろ淺黒あさぐろい、はりのある、きりゝとしたかほの、びん引緊ひきしめて、おたばこぼんはまためづらしい。……
松の葉 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
すなはちその若日下部の王の御許みもとにいでまして、その犬を賜ひ入れて、詔らしめたまはく、「この物は、今日道に得つるめづらしき物なり。かれ妻問つまどひの物
さばかり人にあやしまるれど、彼は今日のみこの町に姿をあらはしたるにあらず、折々散歩すらんやうに出来いでくることあれど、箇様かようの酔態を認むるは、兼て注目せる派出所の巡査もめづらしと思へるなり。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
此のあたりにかうよろしき人の住むらんを今まで聞えぬ事はあらじを、は都人の三七三つ山まうでせしついでに、海めづらしくここに遊ぶらん。
それこそ見付け物といってもいい位に柔順すなおで、無口で、俺(水夫長)の目顔めづらばかり見ながら、スラスラと立ちまわるのだから、薄気味の悪いこと夥しい。
幽霊と推進機 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
男 あなたのやうに云つて下さる方は、まつたくめづらしいです。
運を主義にまかす男 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)