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肱
ふりがな文庫
“肱”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
ひじ
87.2%
ひぢ
11.6%
かいな
0.6%
かひな
0.3%
ヒヂ
0.3%
▼ 他 2 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ひじ
(逆引き)
右手の
肱
(
ひじ
)
を、顔と顔のあいだへあげたのは、いうまでもなく、居合の身がまえで、手練の一
颯
(
さつ
)
を見せようかという意思の表示である。
宮本武蔵:05 風の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
肱(ひじ)の例文をもっと
(50作品+)
見る
ひぢ
(逆引き)
云つしやるなと
肱
(
ひぢ
)
を張ば理左衞門大いに怒りヤイ
汝
(
おの
)
れ役人に
對
(
むか
)
ひ
再應
(
さいおう
)
の口
答
(
こた
)
へ
不屆
(
ふとゞ
)
きな奴ソレ
縛
(
しば
)
れと
差※
(
さしづ
)
をなすに三五郎は理左衞門を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
肱(ひぢ)の例文をもっと
(40作品)
見る
かいな
(逆引き)
主君である人の、
肱
(
かいな
)
を
枕
(
まくら
)
にして
灯
(
ひ
)
をながめた
眼
(
め
)
つき、髪のこぼれかかった額つきが
貴女
(
きじょ
)
らしく
艶
(
えん
)
で、西の対の夫人によく似ていた。
源氏物語:53 浮舟
(新字新仮名)
/
紫式部
(著)
肱(かいな)の例文をもっと
(2作品)
見る
▼ すべて表示
かひな
(逆引き)
これにいひけるは、たとひこの身重くして動くあたはずともかゝる
用
(
もちゐ
)
にむかひては自在の
肱
(
かひな
)
我にあり 一〇六—一〇八
神曲:01 地獄
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
肱(かひな)の例文をもっと
(1作品)
見る
ヒヂ
(逆引き)
膝
(
ヒザ
)
が、
肱
(
ヒヂ
)
が、
徐
(
オモム
)
ろに埋れてゐた感覚をとり戻して来るらしく、
彼
(
カ
)
の
人
(
ヒト
)
の頭に響いて居るもの——。
死者の書
(新字旧仮名)
/
折口信夫
(著)
肱(ヒヂ)の例文をもっと
(1作品)
見る
“肱(
肘
)”の解説
肘(ひじ、肱、臂)は、人間の腕の移行部で、上腕と前腕を繋ぐ肘関節(ちゅうかんせつ)と、これらを取り巻く筋や腱のことを指す。脚における膝に対応する。狭義には、腕を折り曲げたときに外側になる部分を指す。
(出典:Wikipedia)
肱
漢検準1級
部首:⾁
8画
ヒトの体に関する漢字
鼻
鼓膜
黒子
鳩尾
髭
髪
首
顔
顎
額
頸
頭
頬
雀斑
関節
踵
踝
足
舌
臑
...
“肱”の関連語
臂
腕枕
“肱”を含む語句
肱掛椅子
肱掛
肱枕
片肱
肱掛窓
張肱
肱金
肱突
肱鉄砲
股肱
両肱
肩肱
隻肱
肱鉄
肱附
肱懸
肱杖
肱脛
肱笠雨
肱節
...
“肱”のふりがなが多い著者
吉川英治
泉鏡花
泉鏡太郎
紫式部
中里介山
山本周五郎
夏目漱石
徳田秋声
中島敦
有島武郎