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隻肱
ふりがな文庫
“隻肱”の読み方と例文
読み方
割合
かたひじ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かたひじ
(逆引き)
老人をそれを聞くとテーブルへ
隻肱
(
かたひじ
)
をついてそれで頬を支えながら、こくりこくりとやりだしたが急に眼を開けて云った。
萌黄色の茎
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
主翁
(
ていしゅ
)
はしかたなくあがった。玄関の
火鉢
(
ひばち
)
の傍には一人の書生がいて、それが火鉢に
隻肱
(
かたひじ
)
を突いて
睡
(
ねむ
)
っていた。
黄灯
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
軽い淡白な気もちを持っている小鳥のような女が、
隻肱
(
かたひじ
)
を突いて机の横に寄りかかってじっと耳を傾け、玄関の
硝子戸
(
ガラスど
)
の
開
(
あ
)
く音を聞きながら、己の帰るのを待っている
容
(
さま
)
が浮んで来た。
蟇の血
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
隻肱(かたひじ)の例文をもっと
(3作品)
見る
隻
常用漢字
中学
部首:⾫
10画
肱
漢検準1級
部首:⾁
8画
“隻”で始まる語句
隻手
隻
隻眼
隻脚
隻腕
隻頬
隻句
隻語
隻足
隻方