トップ
>
『萌黄色の茎』
ふりがな文庫
『
萌黄色の茎
(
もえぎいろのくき
)
』
給仕女のお菊さんは今にもぶらりとやって来そうに思われる客の来るのを待っていた。電燈の蒼白く燃えだしたばかりの店には、二人の学生が来てそれが入口の右側になったテーブルに着いて、並んで背後の板壁に背を凭せるようにしてビールを飲んでいた。そこには …
著者
田中貢太郎
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約10分(500文字/分)
朗読目安時間
約16分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
香
(
かおり
)
衣
(
きもの
)
何
(
な
)
己
(
じぶん
)
縁
(
へり
)
出
(
い
)
巷
(
ろじ
)
痴
(
ばか
)
比
(
ころ
)
果
(
はた
)
捲
(
まく
)
酌
(
しゃく
)
何人
(
だれ
)
青膨
(
あおぶく
)
匂
(
におい
)
前
(
さき
)
蓴菜
(
じゅんさい
)
暖簾
(
のれん
)
絡
(
から
)
頬髯
(
ほおひげ
)
頬
(
ほお
)
耳門
(
くぐり
)
肥
(
ふと
)
静
(
しずか
)
背後
(
うしろ
)
脚下
(
あしもと
)
萌黄
(
もえぎ
)
蒼白
(
あおじろ
)
隻肱
(
かたひじ
)
藍
(
あい
)
衣服
(
きもの
)
親爺
(
おやじ
)
触
(
さわ
)
註文
(
ちゅうもん
)
赧
(
あか
)
跫音
(
あしおと
)
逢
(
あ
)
宜
(
よろ
)
伴
(
つ
)
何時
(
いつ
)
俄
(
にわか
)
凭
(
もた
)
午
(
ひる
)
厭
(
いや
)
呼吸
(
いき
)
喫
(
の
)
坂路
(
さかみち
)
壜
(
びん
)
声色
(
こわいろ
)
失踪
(
しっそう
)
端
(
はし
)
対手
(
あいて
)
岡持
(
おかもち
)
工合
(
ぐあい
)
庖厨
(
かって
)
彼奴
(
あいつ
)
後
(
あと
)
微月
(
うすづき
)
戴
(
いただ
)
昨夜
(
ゆうべ
)
二条
(
ふたすじ
)
点
(
つ
)
痩
(
や
)