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藍
ふりがな文庫
“藍”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
あい
75.9%
あゐ
20.7%
らん
1.3%
あお
0.9%
あを
0.4%
インディゴオ
0.4%
ゴス
0.4%
▼ 他 4 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あい
(逆引き)
ある親島から
支島
(
えだじま
)
へ、カヌウで渡った時、白熱の日の光に、
藍
(
あい
)
の透通る、澄んで静かな波のひと処、たちまち濃い
萌黄
(
もえぎ
)
に色が変った。
灯明之巻
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
藍(あい)の例文をもっと
(50作品+)
見る
あゐ
(逆引き)
伜孫三郎の腕の中に、辛くも擧げた孫六の顏は、月の光の中ながら
藍
(
あゐ
)
を
刷
(
は
)
いたやう、自分の脇差に胸を貫かれて、最早頼み少ない姿です。
銭形平次捕物控:128 月の隈
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
藍(あゐ)の例文をもっと
(48作品)
見る
らん
(逆引き)
水は漫々として
藍
(
らん
)
を
湛
(
たた
)
え、まばゆき日のかげもここの森にはささで、水面をわたる風寒く、
颯々
(
さっさつ
)
として声あり。おじはここに来てソとわれをおろしつ。
竜潭譚
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
藍(らん)の例文をもっと
(3作品)
見る
▼ すべて表示
あお
(逆引き)
研
(
と
)
がれてきた夕月の下は、
藍
(
あお
)
いあおい
夜霞
(
よがすみ
)
だった。その遠くのほうで、木工助じじが歌うらしい、子守うたが聞こえていた。
新・平家物語:02 ちげぐさの巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
藍(あお)の例文をもっと
(2作品)
見る
あを
(逆引き)
四十ばかりの
漢
(
をとこ
)
でした、
頭
(
あたま
)
には
浅黄
(
あさぎ
)
のヅキンをかぶり、
身
(
み
)
には
墨染
(
すみぞめ
)
のキモノをつけ、
手
(
て
)
も
足
(
あし
)
もカウカケにつヽんでゐました、その
眼
(
め
)
は、
遠
(
とほ
)
い
国
(
くに
)
の
藍
(
あを
)
い
海
(
うみ
)
をおもはせるやうにかヾやいてゐました。
桜さく島:見知らぬ世界
(新字旧仮名)
/
竹久夢二
(著)
藍(あを)の例文をもっと
(1作品)
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インディゴオ
(逆引き)
何という崇高さだったろう! 下の方は氷河の
陰翳
(
いんえい
)
の如く、上に行くにつれ、暗い
藍
(
インディゴオ
)
から曇った乳白に至る迄の微妙な色彩変化のあらゆる段階を見せている。
光と風と夢
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
藍(インディゴオ)の例文をもっと
(1作品)
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ゴス
(逆引き)
「この深紅の艶の下によく思いきって
藍
(
ゴス
)
を使いましたな。ふうむ。——なかなかいい」
伊太利亜の古陶
(新字新仮名)
/
宮本百合子
(著)
藍(ゴス)の例文をもっと
(1作品)
見る
藍
常用漢字
中学
部首:⾋
17画
色の漢字
鼠色
黒
黄色
黄緑
黄櫨染
黄
鶯茶
鶯色
鴇色
鳶色
鬱金色
韓紅
青竹色
青
雄黄
雀色
鈍色
路考茶
赤
象牙色
...
“藍”を含む語句
甘藍
伽藍
藍染川
藍色
藍鼠
藍染
藍靛
藍瓶
濃藍
藍本
花甘藍
藍染橋
碧藍
藍微塵
大伽藍
出藍
薄藍
藍玉
藍摺
藍玉屋
...
“藍”のふりがなが多い著者
泉鏡太郎
泉鏡花
三遊亭円朝
吉川英治
夏目漱石
林不忘
高浜虚子
島崎藤村
室生犀星
有島武郎