“出藍”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しゅつらん92.9%
しゆつらん7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そう言われると、ちっとばかり恥かしいのさ、徳本は、拙者の先輩だが、道三の三喜におけるが如き出藍しゅつらんぶりがねえから、お恥かしいよ」
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
下総しもうさ飯篠いいざさ長威斎に天真正伝神道流を学び、出藍しゅつらんほまれをほしいままにしたのは、まだ弱冠の頃であった。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
渠はもと東京に於ける某歌人の門弟で、十七八歳の時、既に出藍しゆつらんのほまれがあつた。
泡鳴五部作:03 放浪 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)