“藍玉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あいだま87.5%
らんぎよく12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
醗酵させて固めたものを「藍玉あいだま」と呼び、まだ柔いのを「すくも」といいます。紺屋はこれを大きなかめに入れ、石灰を加え温度を適宜にし、かつ混ぜつつ色を出します。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
「しかもこの暗さはしたしい暗さだ。手ですくえるような藍玉あいだまのつらなりを見るような気がする。」
花桐 (新字新仮名) / 室生犀星(著)
真に是れ無縫天上の錦衣。古は先生の胸中にあつまつて藍玉らんぎよく温潤おんじゆんに、新は先生の筆下より発して蚌珠ぼうしゆ粲然さんぜんたり。
「鏡花全集」目録開口 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)