“浅黄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あさぎ98.5%
あさぐろ1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
右へ曲るかどにバーがあって、入口に立てた衝立ついたての横から浅黄あさぎの洋服の胴体が一つ見えていたが、中はひっそりとして声はしなかった。
蟇の血 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
なかいたやうな……藤紫ふじむらさきに、浅黄あさぎ群青ぐんじやうで、小菊こぎく撫子なでしこやさしくめた友染いうぜんふくろいて、ぎんなべを、そのはきら/\とつてた。
銀鼎 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
顔には泥がついていましたが、年齢は五十前後でありましょうか、色が浅黄あさぐろく、五分刈り頭で、かなりによい体格をしておりました。
墓地の殺人 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)