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『銀鼎』
ふりがな文庫
『
銀鼎
(
ぎんかなえ
)
』
汽車は寂しかつた。 わが友なる——園が、自から私に話した——其のお話をするのに、念のため時間表を繰つて見ると、奥州白河に着いたのは夜の十二時二十四分で—— 上野を立つたのが六時半である。 五月の上旬……とは言ふが、まだ梅雨には入らない。けれ …
著者
泉鏡太郎
著者
泉鏡花
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「国本 第一巻第七号」国本社、1921(大正10)年7月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約17分(500文字/分)
朗読目安時間
約28分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
侍
(
ざむらひ
)
暖
(
あゝたか
)
直
(
ひた
)
上下
(
あとさき
)
垂
(
したゝ
)
空腹
(
ひもじい
)
唯
(
ト
)
病
(
なや
)
驚
(
きやう
)
頬被
(
ほうかむり
)
暗
(
くらがり
)
浸
(
しみ
)
自
(
みづ
)
発
(
ぱつ
)
燈
(
あかし
)
美
(
うつくし
)
方
(
ぱう
)
行
(
ぎやう
)
扉
(
どあ
)
訪
(
おとづ
)
寂
(
さびし
)
大
(
おほき
)
縷
(
かゞ
)
機会
(
をり
)
最
(
もう
)
葬
(
とむらひ
)
御酒
(
おんさけ
)
分
(
ふん
)
静
(
しづま
)
矢張
(
やつぱ
)
上
(
うへ
)
空
(
す
)
甘味
(
おいし
)
伏
(
ふさ
)
顔
(
がほ
)
附着
(
くつゝ
)
真個
(
まつたく
)
皺
(
しな
)
上
(
あ
)
突立
(
つきた
)
牛乳
(
ぎうにう
)
燈
(
ともし
)
柔
(
やはら
)
鬼
(
をに
)
惘然
(
まうぜん
)
跫音
(
きようおん
)
密
(
そ
)
容器
(
うつは
)
唆
(
そゝの
)
開
(
はだ
)
劃
(
しきり
)
前
(
まへ
)
切
(
きり
)
分
(
ぷん
)
龍頭
(
たつがしら
)
笈摺
(
おひずり
)
爺
(
ぢい
)
燐寸
(
まつち
)
納
(
をさ
)
灯
(
とも
)
群集
(
ぐんしふ
)
注
(
そゝ
)
毎
(
たび
)
死去
(
しきよ
)
此方
(
こつち
)
苦笑
(
くせう
)
来
(
く
)
朱
(
しゆ
)
暗中
(
やみ
)
明
(
あかる
)
方
(
はう
)
手摺
(
てずれ
)
覆
(
おほ
)
態
(
さま
)
悄
(
しを
)
急
(
きふ
)
思
(
おもひ
)
踞
(
つくば
)
巌
(
いはほ
)
尺
(
じやく
)
少
(
すく
)
小留
(
をやみ
)
轅棒
(
かぢ
)
小
(
ちひ
)
家
(
いへ
)
通
(
とほ
)
嬢
(
ぢやう
)
女気
(
をんなげ
)
地
(
ぢ
)
回
(
くわい
)
間
(
あひだ
)
吃
(
きつ
)
可
(
か
)
反返
(
ぞりがへ
)
切
(
きれ
)
静
(
しづ
)
冷
(
つめた
)
髪
(
け
)
乗組
(
のりこ
)
顔
(
かほ
)