“伏”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
46.8%
20.0%
12.7%
ふく5.4%
ふし3.9%
ふさ3.4%
ふせ2.0%
ぶせ1.5%
こや1.0%
まつろ0.5%
0.5%
ふして0.5%
ふしど0.5%
ぷく0.5%
0.5%
マツロ0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「さっきから、あすこに、水の中にひれしておりますのが私の兄の口子でございます」と、口媛は涙をおさえてお答え申しました。
古事記物語 (新字新仮名) / 鈴木三重吉(著)
「まあ!」と立って床を延べようとしていた女は、急に小倉のの上につっした。そして泣き入るのだった。小倉はびっくりした。
海に生くる人々 (新字新仮名) / 葉山嘉樹(著)
なにか、いいかけたと思うと、彼の引っ張っていた杖の先を離して、沢の石ころや草叢の中に、りと、音もなくしてしまった。
宮本武蔵:05 風の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
も勤れば決斷には如才有まじの命の重き事は申さずとも承知ならん然ばよく/\吟味に念を囚人九助が罪を訊糺し罪にせざる中は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
掛内に這入み居し折柄燒場の外面の方に大喧嘩が始りし樣子故何事かと存じと出てひしにき夜なれば一らず暫時樣子を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
いくらか萎びかかつたその肌に、山の渓あひに山雞の雌のやうに腹這ひつてゐる雲の匂を嗅ぐことができたやうに思つた。
独楽園 (新字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
小県は草に、を取った。これは西洋において、いやこの頃は、もっと近くでるかも知れない……爪さきに接吻をしようとしたのではない。
神鷺之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
例えば鎌倉権五郎だ、十三の矢を、三人張りで射出され、それで片目射潰されても、なお堂々と敵を斬り、生命には何んの別状もなかった。
名人地獄 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
この時に熊野の高倉下、一横刀をもちて、天つ神の御子せるに到りて獻る時に、天つ神の御子、すなはちめ起ちて、「長寢しつるかも」と詔りたまひき。
ここに天皇、その御子の建く荒き情をみて、詔りたまひしく、「西の方に熊曾建二人あり。これはず、禮旡き人どもなり。かれその人どもを取れ」
ここにそのき浪おのづからぎて、御船え進みき。ここにその后の歌よみしたまひしく
佐助は春琴の苦吟する声に驚き眼覚めて次の間よりけ、急ぎ燈火を点じて見れば、何者か雨戸をじ開け春琴が戸に忍入りしに、早くも佐助が起き出でたるけはいを察し
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
の口に煙がぱっととんだかと思うと、三悪漢をのせたボートは、木の葉のごとくひるがえって矢をいるごとき早瀬に波がぱっとおどるとともに、三人のすがたは一
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
松の木の靡きすばかり、老い盛え木垂るを見るに、松の木の枝の靡き伏す斎戸に——斎殿か、家人又は斎人か——旅の我を後見る——家に残つた人の遠方から守らうとして
万葉集研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
をとめのひきの国。たまくしげ輝く国。こもまくらある新羅の国を、丹波け給ひへ給はむ。