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伏
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ふし
ふりがな文庫
“
伏
(
ふし
)” の例文
掛内に
這入
(
はひり
)
て
伏
(
ふし
)
み居し
折柄
(
をりから
)
燒場の
外面
(
おもて
)
の方に
大喧嘩
(
おほげんくわ
)
が始りし樣子故何事かと存じ
密
(
そつ
)
と出て
窺
(
うかゞ
)
ひしに
闇
(
くら
)
き夜なれば一
向
(
かう
)
に
分
(
わか
)
らず
暫時
(
しばらく
)
樣子を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
左の手には
若
(
わき
)
雷居り、右の手には
土
(
つち
)
雷居り、左の足には
鳴
(
なる
)
雷居り、右の足には
伏
(
ふし
)
雷居り、并はせて八くさの雷神成り居りき。
古事記:02 校註 古事記
(その他)
/
太安万侶
、
稗田阿礼
(著)
令閨
(
れいけい
)
とおよび五三人はその中心になりて、
十重二十重
(
とえはたえ
)
に巻きこまれ、
遁
(
のが
)
るる
隙
(
ひま
)
なく
伏
(
ふし
)
まろび候ひし。
凱旋祭
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
三谷を初め、乳母のお波、女中などが電話の前に泣き
伏
(
ふし
)
た倭文子を、
慰
(
なぐさ
)
めている所へ、やがて、所管の
麹町
(
こうじまち
)
警察から、司法主任の警部補が、一名の私服を伴って、訪ねて来た。
吸血鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
何か見
詰
(
つ
)
めてでもゐると、
黒瞳
(
くろめ
)
が
凝如
(
じつ
)
と
据
(
すわ
)
ツてとろけて了ひそうになツてゐる………
然
(
さ
)
うかと思ふと、
伏
(
ふし
)
目に物など見詰めてゐて、ふと
頭
(
あたま
)
を擡げた時などに、
甚
(
ひど
)
く
狼狽
(
うろた
)
えたやうな
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
▼ もっと見る
伏
(
ふし
)
て
願
(
ねがは
)
くは公明正大の道理に
基
(
もとづ
)
き、一大英断を以て天下と更始一新せん。
船中八策
(新字旧仮名)
/
坂本竜馬
(著)
仰
(
あふ
)
ぎ地に
伏
(
ふし
)
て
悲
(
かな
)
しみ歎き我が身程世に
因果
(
いんぐわ
)
なる者はなし主人の養子が
引負
(
ひきおひ
)
を身に引受てかく
恥
(
はぢ
)
も若旦那樣を
眞人間
(
まにんげん
)
にして上たさに
厭
(
いと
)
はゞこそ
猶
(
なほ
)
御異見を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
毒薬を奪われた娘は、最後の力尽きて、くずれる様に倒れ
伏
(
ふし
)
、物狂わしく泣き
入
(
い
)
った。
鬼
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
取出し
伏拜
(
ふしをが
)
みけるに金毘羅の
金
(
こん
)
の一字は切放れて
血汐
(
ちしほ
)
滴
(
したゝ
)
り有ければ親子の者は一同にハツとひれ
伏
(
ふし
)
有難
(
ありがた
)
し/\とて
感涙
(
かんるゐ
)
を流しけるが其中に罪人の本人が出て源内は長壽を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
幸い御両親とは離れた部屋に
起
(
お
)
き
伏
(
ふし
)
していましたのと、夫の門野は、あの人自身のことで夢中になっていましたのとで、その半月ばかりの間を、怪しまれもせず過ごすことが出来たのでございます。
人でなしの恋
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
伏
常用漢字
中学
部首:⼈
6画
“伏”を含む語句
俯伏
折伏
平伏
突伏
打伏
起伏
潜伏
面伏
圧伏
降伏
伏臥
伏拝
下伏
調伏
野伏
三伏
説伏
泣伏
伏樋
伏木港
...