“分”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
24.0%
わか23.0%
ぶん20.8%
19.2%
ぷん5.2%
わけ2.8%
ふん2.2%
ぶり0.3%
ぶんの0.3%
わかち0.3%
(他:13)1.9%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“分”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸38.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)17.6%
文学 > 日本文学 > 小説 物語10.5%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
やがて月はのぼりて桂の川の水烟みづけぶり、山の端白はしろ閉罩とぢこめて、尋ぬる方は朧ろにして見えかず。
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)
はなしをするうちに、さく/\とゆきけるおとがして、おんやくはらひましよな、厄落やくおとし。
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ランプはすでに消してあるから、暗くてどこに何が居るか判然とわからないが、人気ひとけのあるとないとは様子でも知れる。
坊っちゃん (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
旅人たびびとつゆわかてば、細瀧ほそだき心太ところてんたちまかれて、饂飩うどん
月令十二態 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
「悪くなれば休むぶんのことさ。今度の芝居はあまり気が進まないんだから、どうでもいい。いっそ休む方がいいかも知れない」
半七捕物帳:38 人形使い (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
かれ主人しゆじん開墾地かいこんちはるぱい仕事しごとには十ぶんであることをよろこんだ。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
といってみた。古藤はそれには答えもせずに、五刈りの地蔵頭じぞうあたまをうなだれて深々ふかぶかとため息をした。
或る女:2(後編) (新字新仮名) / 有島武郎(著)
陸稻をかぼめづらしいうち出來できるもんだわ、わりにやけねえが
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
ぷんびやう遲速ちそく彼方かなた難破船なんぱせんのためには生死せいし堺界わかれめかもれぬ
「ははあ、きみのと三ぷんちがっているが、どっちがただしいんだかな。」と、正二しょうじくんが、いいました。
正二くんの時計 (新字新仮名) / 小川未明(著)
ひとわけけてむため、自動車じどうしやをもう一だいたのむことにして、はゞけんとなふる
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
……手切てぎれかもじも中にめて、芸妓髷げいしゃまげった私、千葉の人とは、きれいにわけをつけ参らせそろ
第二菎蒻本 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ああ、わかりました。丈吉君の首をおさえつけているのは、大時計の長針だったのです。ふんをきざむほうの長い針だったのです。
塔上の奇術師 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
非常ひじやう甘味うま菓子くわし舌皷したつゞみちつゝ、や十五ふんすぎたとおもころ
「ほしそうに見えるかい。まあよそう。そのかわり来る前の日と、帰った日は、二日ぶりのむのだからね。ははははは」
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
「俺もチイッと飲み足らんと思うておったれあ、今の喧嘩でポオッとして来た。二合ぶりぐらいあったぞ、箒売のアタマが……オット今の丼をば忘れて来た」
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
木場道きばみちの三ぶんのくらいを下ったところで自動車をとどめ、谷を分けくだるとすぐ稚児落ちごおとし滝である。
雲仙岳 (新字新仮名) / 菊池幽芳(著)
仁田の展望は、よしそれが風景のエキスであっても、普賢の展望の三ぶんの一に過ぎない。
雲仙岳 (新字新仮名) / 菊池幽芳(著)
なんぞ必ずしも区々たる人為じんいの国をわかちて人為の境界を定むることをもちいんや。
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
いわんやその国をわかちて隣国と境界を争うにおいてをや。
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
「月夜でかどへ寄合ったという条、大きな野郎が五人三人、こうやって来たんだから、よくよくの事だと思いなさい、ね、ささ、これが一番わかりが早い、分りましたか。」
三枚続 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
神さまなんかに聞いて見たって、以上わかりッこない。
坑夫 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
夜なかまで待たずに君とおわかれにするよ。
銃をも、引上げて身に立てかけてよこしたのを、弱々よわよわと取つてひっさげて、胸を抱いて見返ると、しまの膝を此方こなたにずらして、くれないきぬの裏、ほのかに男を見送つて、わかれおしむやうであつた。
二世の契 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
当然あたりまえのことでかわきって居るから、その返済する金が出来る位ならば、出来る時節までまって居て借金はしないと、う覚悟をめて、ソコで二朱や一分はさて置き、百文ひゃくもんの銭でも人に借りたことはない。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
御齒の長さ一、廣さ二きだ
いひけるは。汝何ぞかく身をかゞむるや。我彼に。汝のきはたかければわが良心は我の直く立つを責めたり。 一三〇—一三二
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
「一番、最初に読んだは何じゃったろうかいね」
近世快人伝 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
そのほかの人かられたのであるが、ず公然の秘密と云うくらいな事で、チャントわかって居た。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
河豚の毒がかれるならはいて見ろといったら、三刀も医者の事だからわかって居る。
福翁自伝:02 福翁自伝 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
然るに宋代には別に扁鵲へんじやく中蔵経と云ふものがあつて、後人がこれをかみに云ふ所の中蔵経に併せ、わかつて八巻となした。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
上中下かみなかしもわかつている。上の湯は清灑せいしやにして臭気なし。これを飲めば酸味あり。上の湯の流あまりをたむるを中といひ、又それにつぐを下といふ。轎夫けうふ駄児たじの類浴する故穢濁くわいだくなり。此湯疝ある人浴してよく治すといへり。
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
これでは何方どつち病人びやうにんわからなくなつた。自分じぶん斷念あきらめてをふさいだ。
湯ヶ原ゆき (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
金眸は朝よりほらこもりて、ひとうずくまりゐる処へ、かねてより称心きにいりの、聴水ちょうすいといふ古狐ふるぎつねそば伝ひに雪踏みわげて、ようやく洞の入口まで来たり。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
鼻下の髯、二程のびて
(新字旧仮名) / 石川啄木(著)