“田地”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
でんじ34.2%
でんぢ31.6%
でんち31.6%
でぢ2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それにゃ国の田地でんじや何かも整理しなけりゃならないから、今度はまあ親父おやじ年忌ねんきを兼ねて、その面倒も見に行く心算つもりなんだ。
路上 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
食終くひをはりし後九助は金二兩土産みやげに出し九郎右衞門が遺言ゆゐごん并びに伯父をぢ樣の分米ぶんまい田地でんぢ十二石手を付ずに今以て村あづけに成て居ますと話すを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ついては、少し思う仔細もあるので、此際このさい私の配下に属する色々な事業や、私の田地でんち、私の漁場などを、一巡して見たいと思う。
パノラマ島綺譚 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
あたまきずけられて泣く/\かへつたが、くにでは田地でぢを買ひ、木材きざいり出す約束をして、手金てきんまで打つてあるから、今更いまさらかね出来できないとつてかへることは出来できない。
塩原多助旅日記 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)