“年忌”の読み方と例文
読み方割合
ねんき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
火事などは眼の前にその大きな不幸を見た者が、たいていは秋葉愛宕あきばあたごを信心し始め、または村限りの火事の年忌ねんきを設けたりしている。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
「なあ、君たち、こまったことができたんだけど、あさっての日曜日、お母さん用事ができたの。八津の年忌ねんき、一週間のばそうよ」
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
それにゃ国の田地でんじや何かも整理しなけりゃならないから、今度はまあ親父おやじ年忌ねんきを兼ねて、その面倒も見に行く心算つもりなんだ。
路上 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)