“手金”の読み方と例文
読み方割合
てきん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「そうでございますな」と、孫十郎も当惑のひたいをなでた。「なにぶんにも、もう手金てきんまで頂戴して居りますので……」
半七捕物帳:42 仮面 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
其人そのひとうてると、自分じぶん持地もちちからは澤山たくさん破片はへんるが、たれ發掘はつくつしたこといといふ。らば近日きんじつ發掘はつくつをさしてれと其場そのば手金てきんつた。
お松を身受けするのに、費用が四百両の頭を出る、百両を手金てきんに置いて、あとの三百五十両、それをこれから工面くめんにかかる、猶予ゆうよを三日間とっておいた。