“澤山”のいろいろな読み方と例文
新字:沢山
読み方割合
たくさん66.7%
たんと26.7%
さはやま1.7%
しつかり1.7%
だくさん1.7%
どつさり1.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見榮坊みえばう! には見榮みえをんなものつたり、らなかつたりするもの澤山たくさんある。ぼくこゝろからこのまづしい贈物おくりもの我愛わがあいする田舍娘ゐなかむすめ呈上ていじやうする!
湯ヶ原より (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
これしかしながら汽車きしやがやがて飛行機ひかうきつて、愛宕山あたごやまから大阪おほさかそらかけ前表ぜんぺうであらう。いや、割床わりどこかた、……澤山たんとおしげりなさい。
大阪まで (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
澤山さはやまを呼べ、澤山を」と、川崎が印刷屋の主人のことを云ふので、氷峰は社員を電話かけに使はす。
泡鳴五部作:04 断橋 (旧字旧仮名) / 岩野泡鳴(著)
「そんぢや、今度こんだ澤山しつかりえびやな、ろくんもしねえで、おこられちやつまんねえな」土瓶どびんにしたばあさんはわらひながらいつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
(わん。)津島つしまぶ、隱元いんげん、きす、鳥肉とりにく。(はち。)たひさしみ、新菊しんぎくあまだい二切ふたきれ。(はち。)えびしんじよ、ぎんなん、かぶ、つゆ澤山だくさん土瓶どびんむしまつだけ。つけもの、かぶ、奈良ならづけ。
火の用心の事 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
さあ、らつせえまし、わらび自慢じまんだよ。これでもへいうちふではねえ。お客樣きやくさまるだで、澤山どつさり沙魚はぜあたまをだしにれてくだアからね。
二た面 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)