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碌
ふりがな文庫
“碌”の読み方と例文
読み方
割合
ろく
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ろく
(逆引き)
「こいつは
碌
(
ろく
)
な者にはならん」とその頃から目の敵にされていたので、ぎゅっという目に遭うだろうくらいは暗算して来たのである。
評釈勘忍記
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
『気の毒ですよ。いくらバラツクで
碌
(
ろく
)
な物はないと云つたつて、又焼かれちやあ助かりません。近所でもみんな泣いてゐましたよ。』
赤い杭
(新字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
差當り奧方は御病死として屆け出たが、殿樣の御怒りは激しく、三千石の
碌
(
ろく
)
の半分を失つても、奧方樣の敵は討ちたいと仰つしやる。
銭形平次捕物控:289 美しき人質
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
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“碌”の意味
《名詞・形容動詞》
(ロク) たいらなこと。平坦。
(否定をともなって)とんでもない。ひどい。
(「ろくに」の形で否定をともなって)満足に、十分に、まともに。
(「ろくな」の形で否定をともなって)たいしたものはない、くだらないことばかりだ、いやなことが起きる、といったニュアンスを表す。
(出典:Wiktionary)
碌
漢検1級
部首:⽯
13画
“碌”を含む語句
碌々
耄碌
耄碌頭巾
耄碌馬
耄碌爺
朝比奈碌堂
炮碌
炮碌玉
碌碌
碌米
碌素法
耄碌頭布
貫碌
道碌神
“碌”のふりがなが多い著者
中里介山
島崎藤村
夏目漱石
三遊亭円朝
木暮理太郎
佐々木邦
宮原晃一郎
内田魯庵
アントン・チェーホフ
芥川竜之介