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澤山
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たんと
ふりがな文庫
“
澤山
(
たんと
)” の例文
新字:
沢山
是
(
これ
)
しかしながら
汽車
(
きしや
)
がやがて
飛行機
(
ひかうき
)
に
成
(
な
)
つて、
愛宕山
(
あたごやま
)
から
大阪
(
おほさか
)
へ
空
(
そら
)
を
翔
(
かけ
)
る
前表
(
ぜんぺう
)
であらう。いや、
割床
(
わりどこ
)
の
方
(
かた
)
、……
澤山
(
たんと
)
おしげりなさい。
大阪まで
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
久し振でお目にかゝつて何か申たい事は
澤山
(
たんと
)
あるやうなれど口へ出ませぬは察して下され、では私は御別れに致します、隨分からだを厭ふて煩らはぬ樣に
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「然うですね、
澤山
(
たんと
)
のことは可けませんが……」とシブ/\
立起
(
たちあが
)
ツて店に下りて來た。額を手に取ツた。
昔の女
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
「む、どこつて、おいらの
故郷
(
こきやう
)
へよ。おもしろいことが
澤山
(
たんと
)
あるぜ。それからお
美味
(
いし
)
いものも——」
ちるちる・みちる
(旧字旧仮名)
/
山村暮鳥
(著)
『だが、
此
(
この
)
島
(
しま
)
も
仲々
(
なか/\
)
面白
(
おもしろ
)
いよ、
魚
(
さかな
)
も
澤山
(
たんと
)
釣
(
つ
)
れるし、
獅子狩
(
ししがり
)
も
出來
(
でき
)
るし、
今
(
いま
)
に
皈
(
かへ
)
りたく
無
(
な
)
くなるよ。』
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
▼ もっと見る
ロミオ (從者にむかひ)
俺
(
おれ
)
には
炬火
(
たいまつ
)
を
與
(
く
)
れ。
氣
(
き
)
の
輕
(
かる
)
い
陽氣
(
やうき
)
な
手合
(
てあひ
)
は、
舞踏靴
(
をどりぐつ
)
の
踵
(
かゝと
)
で
澤山
(
たんと
)
無感覺
(
むかんかく
)
な
燈心草
(
とうしんぐさ
)
を
擽
(
こそぐ
)
ったがよい。
俺
(
おれ
)
は、
祖父
(
ぢゝい
)
の
訓言通
(
をしへどほ
)
り、
蝋燭持
(
らうそくもち
)
をして
高見
(
たかみ
)
の
見物
(
けんぶつ
)
。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
『
其麽
(
そんな
)
に
澤山
(
たんと
)
でも無えす。
俺等
(
おら
)
も
明日
(
あした
)
盛岡さ行ぐども、手さ持つてげば邪魔だです。』
天鵞絨
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
押鎭
(
おししづ
)
め誰かと思へば
大家
(
おほや
)
さん
大層
(
たいそう
)
御機嫌で御座りますねヘイヤ
澤山
(
たんと
)
もやらねど今
其所
(
そこ
)
で
一寸
(
ちよつと
)
一杯やつたばかりさ夫は
然
(
さう
)
とお光さん今日
新版
(
しんぱん
)
の本が
出來
(
でき
)
て未だ
封切
(
ふうきり
)
もしないのが澤山あるが日が
暮
(
くれ
)
たら
迫
(
せめ
)
て
畫
(
ゑ
)
だけも見にお出
而
(
そし
)
て今夜は
母親
(
おふくろ
)
は大師河原の親類へ泊り
掛
(
がけ
)
にと行て留守
内
(
うち
)
には
吾儕
(
わたし
)
一人限
(
ひとりぎり
)
ゆゑ必ずお出の色目
遣
(
づか
)
ひお光は
恨
(
うらみ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
久
(
ひさ
)
し
振
(
ぶり
)
でお
目
(
め
)
にかゝつて
何
(
なに
)
か
申
(
まをし
)
たい
事
(
こと
)
は
澤山
(
たんと
)
あるやうなれど
口
(
くち
)
へ
出
(
で
)
ませぬは
察
(
さつ
)
して
下
(
くだ
)
され、では
私
(
わたし
)
は
御別
(
おわか
)
れに
致
(
いた
)
します、
隨分
(
ずいぶん
)
からだを
厭
(
いと
)
ふて
煩
(
わづ
)
らはぬ
樣
(
やう
)
に
十三夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
恐
(
おそ
)
らく
妙齡
(
としごろ
)
の
娘
(
むすめ
)
が
横腹
(
よこばら
)
を
抱
(
かゝ
)
へながら
歩
(
ある
)
いたのも
多度
(
たんと
)
はあるまいし、
亦
(
また
)
お
帳場
(
ちやうば
)
を
持
(
も
)
つて
歩
(
ある
)
いた
女房
(
かみさん
)
も
澤山
(
たんと
)
はあるまい。
何
(
ど
)
うしても
其
(
そ
)
の
光景
(
くわうけい
)
が、
吉原
(
よしはら
)
の
大門
(
おほもん
)
の
中
(
なか
)
で
演
(
や
)
る
仕事
(
しごと
)
なんです。
廓そだち
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「ですから、
澤山
(
たんと
)
お
飮
(
あが
)
んなさいましよ。」とまたちやかす。
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
師走の空に芝居みる人も有るをとお峰はまづ涙ぐまれて、まづ/\風の寒きに寢てお出なされませ、と堅燒に似し薄蒲團を伯父の肩に着せて、さぞさぞ
澤山
(
たんと
)
の御苦勞なさりましたろ
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「おゝ/\
惡
(
わる
)
い
奴
(
がき
)
がの……そこが
畜生
(
ちくしやう
)
の
淺
(
あさ
)
ましさぢや、
澤山
(
たんと
)
然
(
さ
)
うせいよ。
手
(
て
)
を
伸
(
の
)
ばいて
障子
(
しやうじ
)
を
開
(
あ
)
ければ、すぐに
人間
(
にんげん
)
に
戻
(
もど
)
るぞの。」と、
媼
(
ばあ
)
さんは、つれ/″\の
夜伽
(
よとぎ
)
にする
氣
(
き
)
で、
巧
(
たくみ
)
な
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
師走
(
しはす
)
の
空
(
そら
)
に
芝居
(
しばゐ
)
みる
人
(
ひと
)
も
有
(
あ
)
るをとお
峯
(
みね
)
はまづ
涙
(
なみだ
)
ぐまれて、まづ/\
風
(
かぜ
)
の
寒
(
さむ
)
きに
寢
(
ね
)
てお
出
(
いで
)
なされませ、と
堅燒
(
かたやき
)
に
似
(
に
)
し
薄蒲團
(
うすぶとん
)
を
伯父
(
おぢ
)
の
肩
(
かた
)
に
着
(
き
)
せて、さぞさぞ
澤山
(
たんと
)
の
御苦勞
(
ごくらう
)
なさりましたろ
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
「また
鼻
(
はな
)
が
鳴
(
な
)
りますね……
澤山
(
たんと
)
然
(
さ
)
うなさい、
中屋
(
なかや
)
の
小僧
(
こぞう
)
に
遣
(
や
)
つ
了
(
ちま
)
ふから……」
大阪まで
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
お禮は
澤山
(
たんと
)
申度なれど、口が廻らねば是れも口惜しくござります、お前樣はいつ/\までも無事に御出世をなされませ、我れは此世には愚人に生れましたれば御爲にとおもふ事も叶はねど
暗夜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
鸚鵡
(
あうむ
)
は
多年
(
たねん
)
馴
(
な
)
らしてあつて、
土地
(
とち
)
の
言語
(
げんご
)
は
固
(
もと
)
よりだし、
瓜哇
(
ジヤワ
)
、
勃泥亞
(
ボルネヲ
)
の
訛
(
なまり
)
から、
馬尼剌
(
マニラ
)
、
錫蘭
(
セイロン
)
、
澤山
(
たんと
)
は
未
(
ま
)
だなかつた、
英吉利
(
イギリス
)
の
語
(
ご
)
も
使
(
つか
)
つて、
其
(
それ
)
は……
怜悧
(
りこう
)
な
娘
(
むすめ
)
をはじめ、
誰
(
だれ
)
にも、よく
解
(
わか
)
るのに
印度更紗
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「
保險會社
(
ほけんぐわいしや
)
ちふとこは
澤山
(
たんと
)
あるで。」
大阪まで
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
澤
部首:⽔
16画
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
“澤山”で始まる語句
澤山々々