“演”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
57.8%
えん11.6%
9.8%
9.2%
4.0%
2.9%
のべ1.2%
いた0.6%
0.6%
かか0.6%
つと0.6%
のぶ0.6%
0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
宛然さながら、ヒマラヤ山あたりの深い深い萬仭の谷の底で、いはほと共に年をつた猿共が、千年に一度る芝居でも行つて見て居る樣な心地。
葬列 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
可笑をかしなお話をいたしましたが、策伝さくでんの話より、一そう御意ぎよいかなひ、其後そののち数度たび/\御前ごぜんされて新左衛門しんざゑもんが、種々しゆ/″\滑稽雑談こつけいざつだんえんじたといふ。
落語の濫觴 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
いま倫敦ロンドンのドルウリイ・レイン座は、エドナ・ファウバアの小説からとった、亜米利加アメリカ渡来の楽劇「芝居舟ショウ・ボウト」をして大当りを取っているが
我身に当った一例をべんに、沙翁の戯曲『マッチ・アズー・アバウト・ナッシング』のビートリース女の話中に出る『百笑談ハンドレット・メリー・テールス
伝統的な女形と云うものの型に嵌って終始している間、彼等は何と云う手に入った風で楽々とこなしていることだろう。
芝雀しじやくる、福助のるあの梅川が八十三の皺くちやばゞあになるまで生きながらへてゐた事を考へるのは、恋をする者にとつて良い教訓である。
のべ長助お光の兩人は是で此方こなた拔目ぬけめはないと小躍こをどりをして立戻り長助はたゞちに訴訟書をぞしたゝめけるすべて公事は訴状面によつ善惡ぜんあく邪正じやしやう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
女「大層いたしますね、今度の狂言は中々大入で、私が参りましたら一杯で、尤も土曜日でございましたが、ぎっしりでございましたよ」
霧陰伊香保湯煙 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「それがやっぱし、珍しもの好きの江戸ッ子だからでございましょうねえ——聴けば、雪之丞とかいうのが、あんまり大評判、上々吉の舞台なので、来月も、つづけてたせるとか言っているとか申しますが——」
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
そしてそれから数十年の後、それらの老優たちの名が、たしか昭和十七、八年頃かと思うが、本所の寿ことぶき座にかかっていたようであった。何かでそれを知って、なつかしく思った事であった。
しかも大ていの場合主役をつとめていた清水は、決して彼自身が謙遜して言う程有名でない役者ではなかったのだから……
象牙の牌 (新字新仮名) / 渡辺温(著)
のぶる口上に樸厚すなおなる山家やまが育ちのたのもしき所見えて室香むろか嬉敷うれしく、重きかしらをあげてよき程に挨拶あいさつすれば、女心のやわらかなるなさけふかく。
風流仏 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
 らされるのね
中村仲蔵 (新字新仮名) / 山中貞雄(著)