-
トップ
>
-
演
>
-
のべ
演長助お光の兩人は是で
此方に
拔目はないと
小躍をして立戻り長助は
直ちに訴訟書をぞ
認めける
總て公事は訴状面に
依て
善惡邪正を
先頃よりの礼厚く
演て子爵より礼の
餽り物数々、
金子二百円、代筆ならぬ謝状、お辰が手紙を
置列べてひたすら低頭平身すれば珠運少しむっとなり、
文丈ケ受取りて其他には手も
付ず
致して居しが
先は
重疊左樣御座らば立歸り
喜ばせし上又
改めて出まする事に仕つれば
何分宜敷お頼申すと
喜びを
演別れを告
取散し辨當など
始末を
納ずやと
斯る
節にも老功なれば物に動ぜず
理非明白演て
諭せし父が
言葉にお光はやう/\承知して
刄の
血を