“始末”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しまつ96.8%
しま1.6%
節約1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたくし、金がなければお前様まえさまとも夫婦になれず、お前様の腹の子の始末しまつも出来ず、うき世がいやになり候間そうろうあいだ、死んでしまいます。
温泉だより (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
何となく燃えしぶった白けた心持で、其儘別れて始末しまったという、別れる迄の小説的な事実。
大正女流俳句の近代的特色 (新字新仮名) / 杉田久女(著)
沢山でもありませんけれど、どう始末節約しても月に三円位、当り前にやれば八円もかかります。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)