“前様”のいろいろな読み方と例文
旧字:前樣
読み方(ふりがな)割合
めえさま46.5%
まえさま16.3%
まえさん14.0%
めえさん7.0%
まへさん4.7%
めいさま4.7%
さん2.3%
まへさま2.3%
まんさま2.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“前様”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸37.1%
文学 > 日本文学 > 小説 物語1.4%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
旦那だんな、はて、お前様めえさまなにはつしやる。うさつしやる……しづめてくらつせえよ。」
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
随つて、其昔「おめえ」とか「其方そご」とか呼び慣してゐた村の人達も、期せずして皆「お前様めえさま」と呼んだ。
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
「はははは。お前様まえさまは、おなじ名代なだいなら、やっぱりおせんのほうが、御贔屓ごひいきでげしょう」
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
わたくし、金がなければお前様まえさまとも夫婦になれず、お前様の腹の子の始末しまつも出来ず、うき世がいやになり候間そうろうあいだ、死んでしまいます。
温泉だより (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
年紀としは若し、お前様まえさんわし真赤まっかになった、手に汲んだ川の水を飲みかねて猶予ためらっているとね。
高野聖 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
また僕も苛められるようなものになったんだ、全くのこッた、僕はこんな所にお前様まえさんほどの女が居ようとは思わなんだ。
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
前様めえさんがお母様っかさんに逢って斯ういう訳の災難せえなんで取られたと云って、あんたが詫事わびごとをしたら
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
其の縁合えんあい此家こゝへお前様めえさんを入れた時何と云わしった、有難いこんだ
塩原多助一代記 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
年紀としわかし、お前様まへさんわし真赤まツかになつた、んだかはみづみかねて猶予ためらつてるとね。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
ンー……お前様まへさんんだらうね……。
「エエ、どう致しまして。わしらあ別に早いこともありましねえが、お前様めいさまこそエラク早起きで」
「お前様めいさまよく知ってござるが、あの峠を越したことがおありなさるのかえ」
前様さんは何しに来たのだ。
活人形 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
不思議ふしぎや、うたつたとき白痴ばかこゑこのはなしをおきなさるお前様まへさまもとよりぢやが
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
いま一人ひとり此処こゝるさうぢやが、お前様まへさま同国どうこくぢやの、若狭わかさもの塗物ぬりもの旅商人たびあきうど
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「いや、お前様まんさま手近てちかぢや、あかり掻立かきたつてもらひたい、くらいとしからぬはなしぢや、此処等ここらから一ばん野面のづらやツつけやう。」
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)