“見舞”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みま32.9%
みまひ31.4%
みまい18.6%
みめえ10.0%
みやげ2.9%
みまつ1.4%
みめ1.4%
みも1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
呂宋兵衛の辞退をきくと、半助は、だれも刑場けいじょうへでると、一しゅ鬼気ききにおそわれる、その臆病風おくびょうかぜ見舞みまわれたなと、苦笑くしょうするさまで
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
サ買つてたよ。源「アヽ、有難ありがたう。金「サ、おんでげるからおべ、それだけはお見舞みまひかた/″\わつし御馳走ごちそうしてげるから。 ...
黄金餅 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
「お見舞みまい方々かたがたも、つぎにお引取ひきとりなすってはどうじゃの、御病人ごびょうにんは、出来できるだけ安静あんせいに、やすませてあげるとよいとおもうでの」
おせん (新字新仮名) / 邦枝完二(著)
森「そうじゃアねえ、亥太郎あにいと此の旦那と見附前で喧嘩をして、牢ゆきになったから気の毒だって、とっさんお前の所へ此の旦那が見舞みめえに来たのだ」
業平文治漂流奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「妙なものつて、うまいぜつて見ろ。これはね、僕がわざ/\先生に見舞みやげに買つてたんだ。先生はまだ、これをつた事がないとおつしやる」
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
近頃ちかごろいたしたのかわづらつて寝てるから見舞みまつてやらうと金兵衛きんべゑまゐり、金
黄金餅 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
「お眼にかかってお見舞みめえしやしょう」
助五郎余罪 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
いまのような境遇きょうぐうになって、だれひとりおとのうてなぐさめるものもないうちに、自分だけはたえず見舞みもうておった。
(新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)