“御馳走”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごちそう93.6%
ごちさう3.0%
ごっそ0.8%
ごつと0.8%
ごち0.4%
ごっと0.4%
ごつちよう0.4%
ごツちよう0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
美味冷水を何杯も何杯も御馳走して下すった上に、妾の話をスッカリ聞いて下すって、色んな事を云って聞かせて下すったのよ。
狂人は笑う (新字新仮名) / 夢野久作(著)
その伯父さんも友伯父さんもばれてきましたが、『押飯』とつてのおをつけた御飯御馳走がありましたつけ。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
おおけに御馳走さんと頭を下げる順平を北田はさすがに哀れに思ったが、どや、一丁女を世話したろか、といった。
放浪 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
「おほけに御馳走はんでした。」と言つた。特徴のある太短かい首が急にげつそりと肉を落して、七日間の労苦がもぎとつて行つたやうだつた。
聴雨 (新字旧仮名) / 織田作之助(著)
その軍鶏で御馳走になりてえ一心で私ァ一昨年手伝いにいったんだ、そうしたら畳を上げたとたんに親方がどっかの殿様から拝領したって
小説 円朝 (新字新仮名) / 正岡容(著)
翌くる日、北田はでシチューと半しまを食わせてくれた。おゝけに御馳走さんと頭を下げる順平を、北田はさすがに哀れに思ったか、どや、一丁女を世話したろか、といってくれた。
放浪 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
『まだお八重ツ子がら、御馳走になるべな。』
天鵞絨 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
『またお八重ツ子がら、御馳走になるべな。』
天鵞絨 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)