“馳走”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ちそう96.0%
ちさう1.6%
かけあし0.8%
はせ0.8%
キャンター0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ごめん、ごめん。これが怪奇小説家のあなたには、何よりのご馳走だと思いましてね。実はこの女は、わたしのモデルなんですよ」
悪霊物語 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
何處からもそれ相應へというてへる馳走いて卯平めて滿足したふことが出來たのであつた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
それは海の口村で殿下の御着を報せるのでした。物売る店のから岡つづきの谷の人は北をさして走ってまいります。川上から来た小学生徒の一隊は土塵を起てて、馳走で源の前を通過ぎました。
藁草履 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
(じゃむこう)といえる飼犬は、この用をすべくらされたれば、猶予う色無くらし、くごとくに尾をりて、見返りもせで馳走去りぬ。
貧民倶楽部 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
青年の盛んな答えを、嬉しそうな笑顔で受けて、夫人は馬を立て直すと、やや早い馳走で走り出した。
貞操問答 (新字新仮名) / 菊池寛(著)