“佛”のいろいろな読み方と例文
新字:仏
読み方割合
ほとけ78.3%
フツ4.3%
ふつ4.3%
ぼとけ4.3%
ぶつ4.3%
ブツ4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
お螻(けら)殿(どの)を、佛(ほとけ)さん蟲(むし)、馬追蟲(うまおひむし)を、鳴聲(なきごゑ)でスイチヨと呼(よ)ぶ。鹽買蜻蛉(しほがひとんぼ)、味噌買蜻蛉(みそがひとんぼ)、考證(かうしよう)に及(およ)ばず、色合(いろあひ)を以(もつ)て子供衆(こどもしう)は御存(ごぞん)じならん。
寸情風土記 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
英(エイ)、佛(フツ)、獨(ドク)、露(ロ)、白(ハク)、伊等(イとう)各國(かくこく)の上等(じやうとう)船客(せんきやく)は何(いづ)れも美々(びゞ)しき服裝(ふくさう)して着席(ちやくせき)せる其中(そのなか)に交(まじ)つて、美(うる)はしき春枝夫人(はるえふじん)と可憐(かれん)の日出雄少年(ひでをせうねん)との姿(すがた)も見(み)えた。
大體(だい/\)に於(おい)てその大部分(だいぶぶん)は太古(たいこ)より傳來(でんらい)せる日本固有(にほんこいう)の言語(げんご)及(およ)び漢語(かんご)をそのまゝ取(と)り入(い)れたもの、またはこれを日本化(にほんくわ)したもので、一部(ぶ)は西洋各國(せいやうかくこく)例(たと)へば英(えい)、佛(ふつ)、和(わ)、獨(どく)、西(せい)
国語尊重 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
腰(こし)ごろもの觀音(くわんおん)さま濡(ぬ)れ佛(ぼとけ)にておはします御肩(おんかた)のあたり膝(ひざ)のあたり、はら/\と花散(はなち)りこぼれて前(まへ)に供(そな)へし樒(しきみ)の枝(えだ)につもれるもをかしく、下(した)ゆく子守(こも)りが鉢卷(はちまき)の上(う)へ
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
末世(まつせ)に佛(ぶつ)えん離(か)れしかの晶(しやう)ぎよく
春鳥集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
無論、佛(ブツ)、法(ポウ)、僧(ソウ)などの乾いた音色(ねいろ)ではゆめさら無く、郭公、筒鳥の寂びた聲に較べては更に數段の強みがあり、つやがある。
梅雨紀行 (旧字旧仮名) / 若山牧水(著)