“念佛”の読み方と例文
新字:念仏
読み方割合
ねんぶつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さてはや、念佛(ねんぶつ)、題目(だいもく)、大聲(おほごゑ)に鯨波(とき)の聲(こゑ)を揚(あ)げて唸(うな)つて居(ゐ)たが、やがて其(それ)も蚊(か)の鳴(な)くやうに弱(よわ)つてしまふ。取亂(とりみだ)さぬ者(もの)は一人(ひとり)もない。
旅僧 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
念佛(ねんぶつ)の濁(にご)つた聲(こゑ)も明(あか)るく響(ひゞ)いた。地上(ちじやう)を掩(おほ)うた霜(しも)が滅切(めつきり)と白(しろ)く見(み)えて寮(れう)の庭(には)に立(た)てられた天棚(てんだな)の粧飾(かざり)の赤(あか)や青(あを)の紙(かみ)が明瞭(はつきり)として來(き)た。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
そして武州家滅亡のゝちに剃髪(ていはつ)して尼となり、何処かの「片山里(かたやまざと)に草の庵(いおり)を結んで、あさゆう念佛(ねんぶつ)を申すよりほかのいとなみもなかった」