“粧飾”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そうしょく25.0%
かざり16.7%
しょうしょく16.7%
みえ16.7%
さうしよく8.3%
つくり8.3%
めか8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
此町の多く紳士貴婦人の粧飾(そうしょく)品を鬻(ひさ)げる事は兼(かね)てより知る所なれど、心に思いを包みて見渡すときは又一入(ひとしお)立派にして孰(いず)れの窓に飾れる品も、実に善(ぜん)尽(つく)し美(び)尽(つく)し
血の文字 (新字新仮名) / 黒岩涙香(著)
念佛(ねんぶつ)の濁(にご)つた聲(こゑ)も明(あか)るく響(ひゞ)いた。地上(ちじやう)を掩(おほ)うた霜(しも)が滅切(めつきり)と白(しろ)く見(み)えて寮(れう)の庭(には)に立(た)てられた天棚(てんだな)の粧飾(かざり)の赤(あか)や青(あを)の紙(かみ)が明瞭(はつきり)として來(き)た。
土 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
他の注意を惹(ひ)く粧飾(しょうしょく)としても身に着けておきたかった。その困難が今の彼に朧気(おぼろげ)ながら見えて来た時、彼は彼の己惚(おのぼれ)に訊(き)いて見た。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
まあ其辺(そこら)の塵埃(ごみ)の無さゝうなところへ坐つて呉れ、油虫が這つて行くから用心しな、野郎ばかりの家は不潔(きたない)のが粧飾(みえ)だから仕方が無い、我(おれ)も汝(おまへ)のやうな好い嚊でも持つたら清潔(きれい)に為やうよ
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
ペエテルブルクに在りし間に余を囲繞(ゐねう)せしは、巴里絶頂の驕奢(けうしや)を、氷雪の裡(うち)に移したる王城の粧飾(さうしよく)、故(ことさ)らに黄蝋(わうらふ)の燭(しよく)を幾つ共なく点(とも)したるに、幾星の勲章、幾枝の「エポレツト」が映射する光
舞姫 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
粧飾(つくり)より相貌(かほだち)まで水際立(みづぎはた)ちて、凡(ただ)ならず媚(こび)を含めるは、色を売るものの仮の姿したるにはあらずやと、始めて彼を見るものは皆疑へり。一番の勝負の果てぬ間に、宮といふ名は普(あまね)く知られぬ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
粧飾(めか)す時に、薄(うっす)らと裸体に巻く宝ものの美(うつくし)い衣服(きもの)だよ。これは……
茸の舞姫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)