“みえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
見得41.1%
見栄26.8%
外見10.4%
三重5.2%
3.5%
虚飾3.5%
虚栄2.2%
見榮1.7%
粧飾0.9%
誇見0.9%
三会0.4%
來診0.4%
来宿0.4%
0.4%
美恵0.4%
虗栄0.4%
見樣0.4%
觀得0.4%
顧眄0.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
両親は私の書くものを一番ケイベツしていたので、その申しひらきの見得もありなかなかに人生ユカイなものの一つであったのだ。
落合町山川記 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
今はすっかり気をえて、いずれこの少年が子供を持つと、大概こんな大見栄を切るのだろうと、そう思うと何の不平も起らなくなった。
端午節 (新字新仮名) / 魯迅(著)
つけるに外見を捨てその蝙蝠傘を借り遂に兩杖となりたるぞなる道は捗取ねど時が經てば腹は减りてまた苦を重ぬるを道人勇みを
木曽道中記 (旧字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
其處からおいでになつて、三重の村においでになつた時に、また「わたしの足は、三重に曲つた餅のようになつて非常に疲れた」
「むゝ。」とれ氣味のツちやまといふで、不承不精突出されたを受取ツて、楊子をふくみながら中窓のに腰を掛ける。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
美女 (れたる内端な態度)もうもう、決して、虚飾栄燿を見せようとは思いません。あの、ただ活きている事だけを知らせとう存じます。
海神別荘 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
私は眼に多少の文字ある駅夫などがかえって見苦しい虚栄に執着して妄想の奴隷となり、同輩互いに排斥し合うているのに、野獣のような土方や、荒くれな工夫が
駅夫日記 (新字新仮名) / 白柳秀湖(著)
見榮のない八五郎は、恐ろしく下手な文字を持て餘して親分の平次の方へ手紙を押しやるのです。
まあそこらの塵埃のなさそうなところへ坐ってくれ、油虫がって行くから用心しな、野郎ばかりの家は不潔のが粧飾だから仕方がない、のような好いでも持ったら清潔にしようよ
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
この暑中休暇は東京で暮すだと言つて来たのを、故家では、村で唯一人の大学生なる吾子の夏毎の帰省を、何よりの誇見にて楽みにもしてゐる、世間不知の母が躍起になつて
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
其上に元来が島原の人民は鳥銃製造の妙を得て居て、操作の名手も、少なくない。三会村の百姓金作は針を遠くに懸けて置いて、百発百中と云う程で、人呼んで懸針金作と称した位である。
島原の乱 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
こゝのとこ毎日安藤先生がお來診になつてカルシウムの注射をして下さいます。何んといつてもお年がお年ですからそれだけに不安でなりません。
業苦 (旧字旧仮名) / 嘉村礒多(著)
真実に妙な御縁なのですよ、私は今日、身の上にて兄に相談があるので、突然に参りますと、妹が小声で大友さんが来宿てるというのでしょう、……」
恋を恋する人 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
お前さん方もその高利貸の世話に成つてゐられるのは、余りでも無く、さぞ心苦く思つてゐられるだらう、と私は察してゐる。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
峡中の美橋、美恵橋が現れて来た。一名橋というのがそれだ。褌の節約と馬糞拾集とから得た利益を積み立てて架橋したのが大正三年の洪水で流出した。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)
酒だ花牌虗栄だと魂を使われて居る手合が多いのだから、大川の夜景などを賞しそうにも無い訳だ。
夜の隅田川 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
屍を守る見樣で、棒の如く突立つた女は、軈て俄然と身を投て、伏重なつたと思ふと、と僵れて身動も仕無い。
二十三夜 (旧字旧仮名) / 萩原朔太郎(著)
老、莊、揚、墨、孔丘、釋迦、其他古今の哲學者が觀得たる世界を小なりとして、自ら片輪なる世界を造らむは果敢なきすさみならまし。
柵草紙の山房論文 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)
潜水服をたお伽噺の怪物の顧眄をしながら
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)