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『木曾川』
ふりがな文庫
『
木曾川
(
きそがわ
)
』
「ほら、あれがお城だよ」 私は振り返った。私の背後からは円い麦稈帽に金と黒とのリボンをひらひらさして、白茶の背広に濃い花色のネクタイを結んだ、やっと五歳と四ヶ月の幼年紳士がとても潔よく口をへの字に引き緊めて、しかもゆたりゆたりと歩いていた。 …
著者
北原白秋
ジャンル
文学 > 日本文学 > 日記 書簡 紀行
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約52分(500文字/分)
朗読目安時間
約1時間26分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
間
(
たまた
)
起
(
おこし
)
明
(
みょう
)
明
(
あく
)
勝
(
しょう
)
豊
(
ほう
)
率
(
おおむ
)
画
(
が
)
書
(
しょ
)
上
(
うわ
)
歌
(
うつ
)
水辺
(
みなべ
)
黄色
(
おうじき
)
態
(
たい
)
若
(
ごと
)
厳
(
げん
)
群
(
たか
)
濯
(
あろ
)
緩
(
ゆ
)
蔵
(
ぞう
)
閑
(
のど
)
向
(
むこ
)
合
(
がっ
)
後
(
ご
)
肥
(
ひ
)
止
(
とま
)
伯楽
(
ばくろ
)
白金
(
はっきん
)
直
(
ただち
)
下
(
しも
)
尾羽
(
おば
)
白砂
(
はくしゃ
)
閑
(
しず
)
空際
(
そらぎわ
)
突
(
とつ
)
童子
(
どうし
)
上
(
うえ
)
盗人
(
ぬすと
)
良夜
(
りょうや
)
艘
(
ぞう
)
河面
(
かめん
)
参
(
さん
)
恥
(
はず
)
水色
(
すいしょく
)
先
(
さ
)
類
(
るい
)
連
(
つらな
)
振
(
ふり
)
薄明
(
はくめい
)
白茶
(
しろちゃ
)
射
(
う
)
或
(
あるい
)
上
(
あが
)
古井
(
こい
)
選
(
えら
)
印
(
しる
)
青田
(
あおだ
)
舳
(
とも
)
面
(
めん
)
北方
(
きたかた
)
夕暮
(
ゆうぐれ
)
上手
(
かみて
)
染
(
そめ
)
柳河
(
やなかわ
)
肯
(
がえん
)
前
(
ぜん
)
寂
(
さ
)
後
(
うしろ
)
出
(
い
)
潔
(
いさぎ
)
清秀
(
せいしゅう
)
爺
(
おやじ
)
子
(
し
)
籠
(
かご
)
嶺
(
いただき
)
踵
(
くびす
)
相間
(
あいまじ
)
河幅
(
かふく
)
河中
(
かちゅう
)
絵絹
(
えきぬ
)
岩角
(
がんかく
)
丹
(
あか
)
親
(
したし
)
水沫
(
すいまつ
)
濃青
(
のうせい
)
釣棹
(
つりさお
)
家
(
や
)
底光
(
そこひかり
)
山城
(
さんじょう
)
犬帰
(
いぬがえり
)
小切
(
こぎり
)
峙立
(
じりつ
)
遡
(
のぼ
)
少
(
すくな
)
小丘
(
しょうきゅう
)
薄
(
すすき
)
薄紅
(
うすべに
)
薫
(
かお
)
赭黒
(
しゃこく
)
懸
(
かか
)