“水色”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
みずいろ58.3%
みづいろ33.3%
ペイルブリュー4.2%
すいしょく4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
年子としこは、あちらの、水色みずいろそらしたの、だいだいいろえてなつかしいかなたが、先生せんせいのおくにであろうとかんがえたから
青い星の国へ (新字新仮名) / 小川未明(著)
居て見、首筋が薄かつたとなほぞいひける、単衣ひとへ水色みづいろ友仙ゆふぜんの涼しげに、白茶しらちやきんらんの丸帯少し幅の狭いを結ばせて、庭石に下駄直すまで時は移りぬ。
たけくらべ (新字旧仮名) / 樋口一葉(著)
見ると、中には、目のめる様な水色ペイルブリューのビーチ・コートにパンツと、臙脂色の可愛い海水靴と、それから、コロムビアの手提蓄音器ポータブルとが、窮屈そうに押込まれてあった。
花束の虫 (新字新仮名) / 大阪圭吉(著)
日本ラインにもかつて見なかったその水色すいしょくのすさまじさは、まことに深沈しんちんたる冷徹そのものであった。山中において恐らくいかなる湖面といえどもこれほどの水深をぞうする凄みはすくないであろう。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)