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水色縮緬
読み方 | 割合 |
みずいろちりめん | 75.0% |
みづいろちりめん | 25.0% |
水色縮緬の
蹴出の
褄、はらはら
蓮の
莟を
捌いて、素足ながら清らかに、草履ばきの
埃も立たず、急いで迎えた少年に、ばッたりと藪の前。
源氏車や
菊寿の
提灯に火が入って、
水色縮緬に
緋羅紗の帯が、いくつも
朧の
雪洞にうつって、
歌吹の海に
臙脂が流れて、お
紺が泣けば
貢も泣く頃には、右の間の山から、中の地蔵、
寒風の松並木
違棚には箱入の人形を大小二つ並べて、その下は
七宝焼擬の
一輪挿、
蝋石の飾玉を
水色縮緬の
三重の
褥に載せて、床柱なる水牛の角の
懸花入は松に
隼の勧工場
蒔絵金々として、花を見ず。