“蓮”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はす75.0%
はちす16.3%
れん6.4%
ハチス1.7%
ハス0.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寺へ着くと子供がの花を持って来て鼻の先につきつけるようにして買え買えとすすめる。貝多羅に彫った経をすすめる老人もある。
旅日記から (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
「おばばか。おばばはもう十万億土へ行ってしもうた。おおかたの上でな、おぬしの来るのを、待ち焦がれている事じゃろう。」
偸盗 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
ある静かな雨降りの、お牧野をしながら、彼の右の頬へ眼をやった。そこには青い剃痕の中に、大きな蚯蚓脹が出来ていた。
奇怪な再会 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
磨かれぬ智慧を抱いたまゝ、何も知らず思はずに、過ぎて行つた幾百年、幾萬の貴い女性の間に、の花がぽつちりと、莟をげたやうに、物を考へることを知りめた郎女であつた。
死者の書 (旧字旧仮名) / 折口信夫釈迢空(著)
若人等は、この頃、氏々の御館ですることだと言つて、の池のの茎を切つて来ては、藕糸を引く工夫に、一心になつて居た。
死者の書 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)