“白蓮”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
びゃくれん75.0%
しらはす8.3%
びやくれん8.3%
しろはす4.2%
はくれん4.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
着物を洗う水の音がざぶざぶとのどかに聞こえて、隣の白蓮びゃくれんの美しく春の日に光るのが、なんとも言えぬ平和な趣をあたりにひろげる。
少女病 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
御釈迦様はその蜘蛛の糸をそっと御手に御取りになって、玉のような白蓮しらはすの間から、遥か下にある地獄の底へ、まっすぐにそれを御おろしなさいました。
蜘蛛の糸 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
「女性改造」に出てゐる柳原白蓮びやくれんの『鳳凰天に撲つ』は未完だから、本当のことは言へまいけれども、どういふ作柄かと思つて読んで見た。
三月の創作 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
と見る見るその紙飛礫、四方にパッと拡がったが、巨大な白蓮しろはすの花となり、人丸左陣を中へ包むと、その白蓮は窟の中へ見えぬ手に引かれてはいって行く。
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
紅蓮こうれん白蓮はくれんかぐわしきにかず
愛卿伝 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)