愛卿伝あいけいでん
胡元の社稷が傾きかけて、これから明が勃興しようとしている頃のことであった。嘉興に羅愛愛という娼婦があったが、容貌も美しければ、歌舞音曲の芸能も優れ、詩詞はもっとも得意とするところで、その佳篇麗什は、四方に伝播せられたので、皆から愛し敬われて …
作品に特徴的な語句
こもごも かぐわ いな あえ せま ばん さかしま いず ふう かたむ 白蓮はくれん みずか 何人たれ へい くだ おじぎ げなん こども 天辺てんぺん きょく あらた あい 老病ろうびょう 赤濁あかにごり 麻衣まい 侍奉じほう かたわら わか 天水てんみず いずく ろう ゆみ おそ ふせ 珮環はいかん あば 紅蓮こうれん くび 聘物へいもつ あつま ころも りん へだた すべから しるし そむ 冥界めいかい ところ 分付ぶんぷ ぼく 双頭そうとう 呼吸いき むせ すす 喜鵲きじゃく 嘉興かこう 四辺あたり 回程かいてい 圃中はたなか ほこり けい 太倉たいそう 如許いくばく 姐娥そが そう 官誥かんこう 宮袍きゅうほう 寝就ねつ 尊姑そんこ 崔徽さいき きれ 帳底ちょうてい 干戈かんか 平江へいこう 幾許いくばく 微瀾びらん 悶掻もが 慈親じしん ものう 手端てさき おお ふる 撫諭ぶゆ うやま 旁人ぼうじん 日子にっし 明月めいげつ 昼扉ひると あした 東頭とうとう 枕頭まくらもと 楊完ようかん ねだい