“掀”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かか50.0%
25.0%
まく25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
せみは殻を脱げども、人はおのれをのがれ得ざれば、戦いのねつやまいの熱に中絶なかたえし記憶の糸はそのたいのややえてその心の平生へいぜいかえるとともにまたおのずからかかげ起こされざるを得ざりしなり。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
すだれげて姐娥そがと共に語らんと欲す
愛卿伝 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
遭難者の身にとってはたまったものではない。禿はげ頭にじ鉢巻で、血眼になって家財道具を運ぶ老爺おやじもあれば、尻もへそもあらわに着物をまくり上げ、濁流中で狂気きちがいのように立騒いでいる女も見える。
本州横断 癇癪徒歩旅行 (新字新仮名) / 押川春浪(著)