“癒”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
なお43.6%
27.7%
いや16.3%
なほ8.8%
1.0%
いえ0.8%
いゆ0.8%
なを0.3%
0.2%
0.2%
(他:2)0.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“癒”を含む作品のジャンル比率
文学 > フランス文学 > 小説 物語51.9%
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸32.3%
文学 > 日本文学 > 小説 物語12.9%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
「わたくしも、せめてこの一月なり自宅うちに戻って楽々としていたら、このような病い、じきになおろうと思いますが——」
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
宇津木兵馬はその時分、もうすっかり身体がなおっておりました。身体は癒ったが、まだここを立つというわけにはゆきません。
大菩薩峠:14 お銀様の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
先月来の悪性の感冒もようやえ、この二三日、続けて、碇泊中ていはくちゅうのキューラソー号へ遊びに行っている。
光と風と夢 (新字新仮名) / 中島敦(著)
なずいていたが、日もたず目を煩って久しくえないので、英書をけみし、数字を書くことが出来なくなったので
黒百合 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
僕はその夕がた、あたまのつかれをいやしに、井筒屋へ行った。それも、かどの立たないようにわざと裏から行った。
耽溺 (新字新仮名) / 岩野泡鳴(著)
こういう雨が何度も何度も来た後でなければ、私達はたとえようの無い烈しい春の饑渇きかついやすことが出来ない。
千曲川のスケッチ (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「どのつくれえなほつたもんでござんせうね、先生せんせいさん」百姓ひやくしやう懸念けねんらしくいた。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
さうして私は何も知らないので、肺病といへば、時の經過と看護で、間違ひなくなほせる何か輕い病氣なのだと思つてゐた。
この間うち少しくなっていたようでした病人にまたにわかに悪い様子が見えてきて苦しんでいるのを見ながら出られないのです。
源氏物語:09 葵 (新字新仮名) / 紫式部(著)
こうして牛の背をかりて旅の出来るほどには、体のぐあいもくなっては来たが、彼女のやまい以上の問題は、決してまだ解決はしていない。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しほはゆき温泉いでゆを浴みてこよひやまひいえむとおもふたまゆら
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
或日あるひ惠梅比丘尼は山之助と隣村まで参りまして、又市は疵口の膏薬を貼替えまして、白布で巻いては居りますが、疵も大方いえたから酒好さけずきと云う事を知り、膳立ぜんだてをして種々の肴をこしらえまして
敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
然るに学者が平生より養生の法を説きて社会をいましむることあれば、あるいはそのやまいを未発に防ぎ、あるいはたとい発病に及ぶも、大病にいたらずしていゆるを得べし。
学問の独立 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
わがこの薬は、かしこくも月宮殿げっきゅうでん嫦娥じょうがみずから伝授したまひし霊法なれば、縦令たとい怎麼いかなる難症なりとも、とみにいゆることしんの如し。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
けれどもまちかならずしもなをらないとはおもはなかつた。
追憶 (旧字旧仮名) / 素木しづ(著)
雪隱せつちんへ行くとケロリとなをつたと言ふから
——どうも不思議。ま、もう少しじつと經過を見ないと。——ほう。傷は大抵つ着いて了つた。さあ、明日あすあたりはこちらの目が開けられますかな。
赤い鳥 (旧字旧仮名) / 鈴木三重吉(著)
然しながら、以上三人のフランスの粗探しが、二世紀に渉って、皮肉混じりの警告を発したって、愛書家の病がそれでおる筈もない。
愛書癖 (新字新仮名) / 辰野隆(著)
大奥様の御病気はそう御重態というほどでもございませんが、一向はかばかしくはおなおりになりません。
蛇性の執念 (新字新仮名) / 大倉燁子(著)
いにしえより忠は宦成におこたり病いは小に加わり、わざわいは懈惰けだに生じ孝は妻子に衰うという、また礼記らいきにも
娘煙術師 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)