“なを”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
50.0%
33.3%
名折16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
負傷ふしやうなをる、しかし、精巧せいかうじうこはしたならば、それはなをらない。してあのとき中根なかねじうはなしてかへりみなかつたならば、じう水中すゐちうくなつたかもれない。すなは歩兵ほへいいのちうしなつたことになる。
一兵卒と銃 (旧字旧仮名) / 南部修太郎(著)
もつともその晩、まだ宵の内に氣分が惡いと言ひ出して、自分の部屋へ私と母親を呼び付けて大騷動したがね。雪隱せつちんへ行くとケロリとなをつたと言ふから、安心して引取つたが
「親分、私は親に隱れて、お願ひに伺ひました。此儘放つて置けば、石原の利助の一代の名折なをれ、十手捕繩を召上げられないものとも限りません」