“なほ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ナホ
語句割合
36.0%
17.6%
17.3%
15.0%
4.0%
1.1%
平癒1.1%
0.8%
修繕0.8%
0.6%
0.6%
快癒0.6%
治癒0.6%
0.6%
0.6%
刪正0.3%
全快0.3%
0.3%
改良0.3%
0.3%
0.3%
素直0.3%
縫直0.3%
0.3%
0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その代り空の月の色は前よりも白くなつて、休みない往来の人通りの上には、もう気の早い蝙蝠が二三匹ひらひら舞つてゐました。
杜子春 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
「いや、たゞ、ぶらつくので。」とばかりはせたく、麥稈をゆりして、そこで、佐賀町つたのであるが。
深川浅景 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
液汁したばかりにやちつたえとも、そのすぐつから」勘次はおつぎを凝然てそれからもうをかいて與吉た。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
御身の位地として相当の準備なくてははず、第一病婦の始末だに、きがたき今日の場合、如何ともせんやうなきを察し給へ。
母となる (新字旧仮名) / 福田英子(著)
此男は何かにつけてカラン/\と玉盤を打つやうな響をさして笑ふのが常で、馬鹿に涙脆くつて腹も立てやすい代りに機嫌もりやすい。
俳諧師 (旧字旧仮名) / 高浜虚子(著)
長吉がもとへあやまりに遣られる事必定なれば、三五郎は口惜しさを噛みつぶして七日十日と程をふれば、痛みの場處のると共に其うらめしさも何時しか忘れて
たけくらべ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
平癒りますとも、してもう百きまさあ。』と、郵便局長愉快氣ふ。
六号室 (旧字旧仮名) / アントン・チェーホフ(著)
それでは彼方へ参つて、又皆さんに御心配を懸けるとけませんから、お庭を一周しまして、その内には気分がりますから、さうしてお座敷へ参りませう。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
内田氏はぶつ/\きながら、時計屋に修繕させに出掛けて往つた。
かのゆらぎ傳へて、身にははやく
独絃哀歌 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
「——さあ、病気は早よるかどうか、お稲荷さんのお告げはあらたかなもんだつせ、さア」
大凶の籤 (新字旧仮名) / 武田麟太郎(著)
うせ行くとしましても、それやマア祖母さんが奈何にか、アノ快癒つてからの事で御座いますから、何時の事だか解りませんけれども、何だかアノ、生れ村を離れて北海道あたりまで行つて
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
何程仕事の大事ぢやとて昨日の今日は疵口の合ひもすまいし痛みも去るまじ、泰然として居よ身体を使ふな、仔細は無けれど治癒るまでは万般要慎第一と云はれた御医者様の言葉さへあるに
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
あるとき嘉十は、からちて、くしました。そんなときみんなはいつでも、西くとこへつて、小屋をかけてつてすのでした。
鹿踊りのはじまり (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
「いかゞ致したものでせう、一つ大急ぎにおし下さらないものでせうか知ら。」
丑松は先づ其詑から始めて、刪正してりたいは遣りたいが、最早其をる暇が無いといふことを話し、斯うして一緒に稽古を為るのも実は今日限りであるといふことを話し
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
『ホウ、作文が刪正つて来た。』とある生徒が言つた。『図画も。』と又。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
『何うしてもきませんか。それぢや全快つても死でしまひます。から此儘で手術をなさいと申すのに』
泉鏡花作『外科室』 (旧字旧仮名) / 宮崎湖処子(著)
今日ひの處へ御入來なりし拙僧大慶に存ずる仔細は拙僧がなる赤川大膳と申者此度將軍家の御落胤なる天一坊樣のお供致し拙寺へ御入にて御逗留中なり近々江戸表へ御名乘出にて御親子御對顏遊ばすならば時宜に依ては西らせらるゝか左無とも御三家順格には受合なり然時は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
こんどは此のおもちやの此処ンところをかう改良して来い!
玩具の賦:昇平に (新字旧仮名) / 中原中也(著)
幾多へたところで、君はその分では到底慰めらるる事はありはせん。病が有るからと謂うて毒を飲んで、その病がるぢやらうか。君はあたかも薬を飲む事を知らんやうなものじやぞ。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
私の過失をす力を持つてないし、先生の賞讃も、私はそれをこの上もなく高いものに見てゐるのだけれど、それでさへ私に
いみじくも枝垂るるさくら良子女王素直きおん
(新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
縫直して着よと下されたのとは汝の眼にはらぬか、一方ならぬ御恩を受けて居ながら親方様の対岸へ廻るさへあるに、それを小癪なとも恩知らずなとも仰やらず
五重塔 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)
〔譯〕自らみてきは、無きなり。千萬人と雖吾れ往かんは、物無きなり。
其中固つた所を拾ひ上げては假名遣をして行くと云ふ樣なことならば、漸を以てしても宜しからうと思ひますけれども、其の文語に定まつて居るものは正として
仮名遣意見 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)