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平癒
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なほ
ふりがな文庫
“
平癒
(
なほ
)” の例文
誠の親馬鹿といふので有らうが
平癒
(
なほ
)
らぬほどならば死ねとまでも諦がつきかねる物で、餘り昨今忌はしい事を言はれると死期が近よつたかと取越し苦勞をやつてな
うつせみ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
『安さんがあんなのらくらもんだつしやろな、茂一が、あんなに病み付いて居りましても食物をやつたり、やらなかつたりする位だすよつてにな、病気だつて
平癒
(
なほ
)
れしませんわ』
死線を越えて:02 太陽を射るもの
(新字旧仮名)
/
賀川豊彦
(著)
『
平癒
(
なほ
)
りますとも、
而
(
さう
)
してもう百
年
(
ねん
)
も
生
(
い
)
きまさあ。』と、
郵便局長
(
いうびんきよくちやう
)
は
愉快氣
(
ゆくわいげ
)
に
云
(
い
)
ふ。
六号室
(旧字旧仮名)
/
アントン・チェーホフ
(著)
誠の親馬鹿といふので有らうが
平癒
(
なほ
)
らぬほどならば死ねとまでも
諦
(
あきらめ
)
がつきかねる物で、余り昨今忌はしい事を言はれると
死期
(
しご
)
が近よつたかと取越し苦労をやつてな
うつせみ
(新字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
愚鈍
(
ぐどん
)
ではあるが
子供
(
こども
)
の
時
(
とき
)
から
是
(
こ
)
れといふ
不出來
(
ふでか
)
しも
無
(
な
)
かつたを
思
(
おも
)
ふと
何
(
なに
)
か
殘念
(
ざんねん
)
のやうにもあつて、
眞
(
まこと
)
の
親馬鹿
(
おやばか
)
といふのであらうが
平癒
(
なほ
)
らぬほどなら
死
(
し
)
ねとまでも
諦
(
あきら
)
めがつきかねるもので
うつせみ
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
“平癒”の意味
《名詞》
平 癒(へいゆ)
病気が治ること。
(出典:Wiktionary)
平
常用漢字
小3
部首:⼲
5画
癒
常用漢字
中学
部首:⽧
18画
“平”で始まる語句
平
平常
平生
平素
平和
平坦
平伏
平地
平日
平家