“平和”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
へいわ80.0%
やはらぎ3.8%
やわらぎ3.8%
おだやか2.5%
ひらかず1.3%
しずけさ1.3%
なぎ1.3%
なごみ1.3%
ぶじ1.3%
やすき1.3%
やすらか1.3%
ピンフ1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ほんとうに、平常へいぜいは、そんな不安ふあんかんじないほど、このへやのなか平和へいわで、おじょうさんのわらごえなどもして、にぎやかであったのです。
風の寒い世の中へ (新字新仮名) / 小川未明(著)
心の平和やはらぎうかがわれぬ。
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
「貧しき者はさいわいなり」「かなしむ者は福なり」「柔和なる者は福なり」「矜恤あわれみする者は福なり」「平和やわらぎを求むる者は福なり」
銀三十枚 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
いつものような平和おだやかさがなく、木の根や岩につまずいた。そうして幾度も休息した。それでもそのつど説教した。
銀三十枚 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
タバコ売場の方では、息子の平和ひらかずが坐って、勉強していました。時々耳が動くところを見ると、こちらの話が聞えているのに違いありません。
凡人凡語 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
そこに、ただそこに、きみがためにはしろき平和しずけさあらむ。
ウスナの家 (新字新仮名) / フィオナ・マクラウド(著)
おお月よ、おとめアルダナの熱き胸の上に海のぎの平和なぎをあたえよ
(新字新仮名) / フィオナ・マクラウド(著)
ああ平和なごみ、我はも恋のさみし児か、神にいつきの
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
初めて私は恐ろしくなり、いよいよそうなら絶体絶命、葡萄大谷ぶどうおおや平和ぶじのため、ご主君様への忠義のため
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
平和やすきはなほひがたきかくれ水か
独絃哀歌 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
こう云ってしまうと山吹はいかにも安心したようにさも平和やすらかに眼をとじた。そうしてそれから二日ばかり活きたが三日目の朝には息絶えていた。
八ヶ嶽の魔神 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
幸か不幸か、求め難い辺三索ペンザンソオをつかんで来たので、今や孤立せる八索一個を捨てれば、一四七筒イースーチートンの絶好の平和ピンフの聴牌である。
彼が殺したか (新字新仮名) / 浜尾四郎(著)