“しずけさ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
静寂86.7%
寂静6.7%
平和6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
閃光が瞼を貫いて、裂く様な叫声を聴いたが、一瞬後の室内は、焦げた毛の臭が漂うのみで、さながら水底の様な静寂しずけさだった。
後光殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
築地海岸にむかえる空は仄白ほのしろ薄紅うすあかくなりて、服部の大時計の針が今や五時を指すと読まるる頃には、眠れる街も次第に醒めて、何処いずくともなく聞ゆる人の声、物の音は朝の寂静しずけさを破りて
銀座の朝 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
そこに、ただそこに、きみがためにはしろき平和しずけさあらむ。
ウスナの家 (新字新仮名) / フィオナ・マクラウド(著)