“ぶじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
無事94.6%
无㕝1.8%
平和0.9%
无事0.9%
武二0.9%
蕪辞0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
でもまあ無事(ぶじ)でよかつた。人間(にんげん)め! もうどれほど俺達(おれたち)の仲間(なかま)を殺(ころ)しやがつたか。これを不倶戴天(ふぐたいてん)の敵(てき)とゆはねえで、何(なに)を言(ゆ)ふんだ。
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)
弥左ヱ門は村に火災(くわさい)ありときゝて走皈(はせかへ)りしに、今朝(けさ)出(いで)し家は灰(はひ)となりてたゞ妻子(つまこ)の无㕝(ぶじ)をよろこぶのみ。
初めて私は恐ろしくなり、いよいよそうなら絶体絶命、葡萄大谷(ぶどうおおや)の平和(ぶじ)のため、ご主君様への忠義のため
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
我は宿(やど)へ皈(かへ)り足にて遙(はるか)に行過(ゆきすぎ)たる頃(ころ)例(れい)の雪頽(なだれ)の音(おと)をきゝて、これかならずかの山ならんと嶺(たふげ)を无事(ぶじ)に通(とほ)りしをよろこびしにつけ、こゝのあるじはふもとを无難(ぶなん)に行過(ゆきすぎ)給ひしや
「いや、話し相手がないと、つい武二(ぶじ)って奴あ、こういう顔になるんですよ。何も嫂(ねえ)さんのせいじゃない」
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ややもすれば知識の干物の貯蔵所となる恐れのある学界の一隅(いちぐう)に、時々は永遠に若い母なる自然の息を通わせることの必要を今さららしく強調するためにこんな蕪辞(ぶじ)を連ねたに過ぎないのである。
量的と質的と統計的と (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)