-
トップ
>
-
雪頽
読み方 | 割合 |
なだれ | 57.1% |
なだ | 28.6% |
ゆきくづる | 14.3% |
我住魚沼郡の内にて
雪頽の
為に
非命の
死をなしたる事、其村の人のはなしをこゝに
記す。しかれども人の
不祥なれば
人名を
詳にせず。
佐内坂の崖下、
大溝通りを
折込んだ細路地の裏長屋、
棟割で四軒だちの
尖端で……崖うらの
畝々坂が引窓から
雪頽れ込みそうな
掘立一室。
山より雪の
崩頽を
里言になだれといふ、又なでともいふ。
按になだれは
撫下る也、るをれといふは
活用ことばなり、山にもいふ也。こゝには
雪頽の
字を
借て
用ふ。