“不祥”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふしょう53.8%
ふしやう30.8%
ふしゃう3.8%
いや3.8%
さがな3.8%
ふじやう3.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「国の習いで、抜けば鞘を叩き割るのが、血を見ずに鞘へ納まったは今日が初め、まあ仲裁ぶりにでて不祥ふしょうするわ。時に貴殿のは」
わがすむ魚沼郡うをぬまこほりの内にて雪頽なだれため非命ひめいをなしたる事、其村の人のはなしをこゝにしるす。しかれども人の不祥ふしやうなれば人名じんめいつまびらかにせず。
ロレ ならば、此處こゝにござれ。わしひとりかう。はて、氣懸きがゝりになってたわ。おゝ、こりゃなに不祥ふしゃうこと出來しゅつらいしたのではいからぬまでい。
何だか不祥いやな事になりまして、昨年私の親父も亡なりましたが、お屋敷はあゝなったが、若様はうなされたかお行方が知れぬが、ひょっとして尋ねていらっしゃったら
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
ああ不祥さがな、——莿高珠數いらだかじゆず
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
あらぬ海、不祥ふじやう
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)