“事”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こと51.6%
つか17.5%
ごと8.1%
4.0%
こつ3.1%
こっ2.9%
こた2.3%
2.3%
こッ1.5%
ツカ1.3%
こん1.0%
コト0.6%
こツ0.4%
つかう0.4%
つこ0.4%
わざ0.4%
ゴト0.4%
ごっ0.2%
ごつ0.2%
ごど0.2%
ごツ0.2%
0.2%
とし0.2%
ほと0.2%
まつり0.2%
コトヲ0.2%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
結構人けつこうじん旦那だんなどの、うぞしたかとおひのかゝるに、いえ、格別かくべつことでも御座ござりますまいけれど
うらむらさき (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
大燒原おほやけはらつた、下町したまちとおなじことほとん麹町かうぢまち九分くぶどほりをいた
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
屋敷中の人々は、身近くつかへる人たちから、垣内かきつの隅に住む奴隷やつこ婢奴めやつこの末にまで、顔を輝して、此とり沙汰を迎へた。
死者の書:――初稿版―― (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
ずゐ沈光ちんくわうあざな總持そうぢ煬帝やうだいつかへて天下第一てんかだいいち驍捷はやわざ達人たつじんたり。
唐模様 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
そのくる太陽たいようは、よほどふかかんがごとがあるとみえて、終日いちにちかおせませんでした。
煙突と柳 (新字新仮名) / 小川未明(著)
で、恋なればこそごとなき身を屈して平生ひごろの恩顧を思ふての美くしき姫を麿に周旋とりもちせいと荒尾先生に仰せられた。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
何処へと聞いても唯遠い処と許りで、別に話して呉れませんでしたが、天野君のツてすから、何でもまた何か痛快な計画があるだらうと思ひます。
雲は天才である (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
『だから、云わないっちゃあないんだわ。また貸しなんか止せばいいのに——。貴方は余り慾張り過ぎるから、こんな事になっちまうんだわ』
耳香水 (新字新仮名) / 大倉燁子(著)
彼奴あいつこつた、橋の方へでも行つてブラ/\してるだらう。それより俺は頭が痛くて為様しやうがないから、寝かして呉れよ。』
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
「へえ、大けな體して、おまわりさんみたいな髯はやした男が、御酒もよう飮めへんのか。そんなこつて、御役所だか病院だか知らんが、よう勤まるもんですな。」
大阪の宿 (旧字旧仮名) / 水上滝太郎(著)
「だからさ、お云いなすッたとは云わないけれども、これからも有るこったから、おねがい申して置くンですよ。わるくお聞きなすッちゃアいけないよ」
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
與「誰エ小言云った、能くねえこった、貴方あんた正直だからわりい、此の大病人たいびょうにんに小言を云うってえ、此の馬鹿野郎め」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
「ばかをいうぜ。お豊の前でそんな事いうやつがあるものか。お豊、おっかさんの言ってるこたア皆うそだぜ、に受けるなよ」
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
喜「今な、禁裏さまや公方様がくらって、丁寧なこたア云えねえが、御三家御三卿がくらう酒で番太郎風情が戴ける物じゃねえんだが、殿様が遣ると仰しゃって戴いた」
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
いずれにしてもこの一わたくしにとりてまことに意外いがいな、またまことに意義いぎのあるとうと経験けいけんでございました。
それは、供物ぐぶつらしき魚骨ぎよこつ發見はつけんと、俵形土器ひやうけいどきなかから、植物しよくぶつらしきものた二である。
……(下人に對ひて)おのしそばってゐながら、わし隨意的えいやうにされてゐるのを、てゐるとはなんこッちゃい。
しめた! この男のこの大きな吸筒すいづつ、これには屹度きっと水がある! けれど、取りに行かなきゃならぬ。さぞ痛むこッたろうな。えい、如何どうするもんかい、やッつけろ!
「君ニツカエテソノモトヲ忘レズ。関羽はまことに天下の義士だ。いつか去ろう! いつかかえり去るであろう! ああ、ぜひもない」
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
春のほかひに臨むのをまれびとのおとづれの第一次行事と見、秋の奉賽のマツツカへが第二次に出來て、春のおとづれと併せ行はれる樣になつたものと見られる。
銭金ぜにかねはさてかっせえ、だが、足を濡らすは、厭なこんだ。)と云う間もえ。
草迷宮 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
何処の人か知んねえが、わし此家こっちへ奉公に来た翌年あくるとしこんだから、私がハア三十一の時だ、左様すると……二十七八年めえのこんだ、何でも二月のはじめだった、孩児を連れた夫婦の客人が来て
名人長二 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
○先日下され候御文の内にぼふず(坊主)になり、山のをくへでもはいりたしとの事聞へ、ハイハイヱヘンをもしろきコト兼而カネテ思ひ付おり申候。
今、民窮シ、兵疲ルルモ、コトムベカラズ、僅カニ一州ノ地ヲ以テ、吾レ二十倍ノ賊ト持久セントス。
三国志:11 五丈原の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
『黒かつたか。噫。黒かつたか。』と謂ツて、楠野君は大きい涙を砂に落した。『それや不可いかん。止せ、後藤君。自殺は弱い奴等のするこツた。……死ぬまでれ。いや、殺されるまでだ。……』
漂泊 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
「このせつこツたから………。」おとよはふと気がついたやうに茶棚ちやだなから菓子鉢くわしばちを出して、「あいにくなんにも無くつて………道了だうれうさまのお名物めいぶつだつて、鳥渡ちよつとおつなものだよ。」とはしでわざ/\つまんでやつた。
すみだ川 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
こころみに問う、天下の男子、その妻君が別に一夫を愛し、一婦二夫、家におることあらば、主人よくこれを甘んじてその婦人につかうるか。
中津留別の書 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
夫を主人と思ひ敬ひ慎みてつかうべし。
女大学評論 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
まめまめしき老僕が心を用いてつこうるあり。
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
ゆえに明君は民の産を制し、必ず仰いではもって父母につこうまつるに足り、してはもって妻子をやしなうに足り、楽歳には終身飽き、凶年には死亡を免れしめ、しかる後って善にかしむ。ゆえに民のこれに従うや軽し。
貧乏物語 (新字新仮名) / 河上肇(著)
(十四) 子曰く、君子は食かんことを求むるなく、きょ安からんことを求むるなく、わざくしてことを慎み、有道にいて正す。学を好むというべきなり。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
人の生まるる始めのこと、死にてのちの理などを推慮おしはかりにいうは、いとやくなきわざなれば、ただに古伝説を守りて、人の生まるることは、天津神あまつかみくすしくたえなる産霊むすび御霊みたまによりて
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
其中では「祭りは、マツりだ。政はマツゴトだ」と強調して唱へられた、先師三矢重松博士の考へが、まづ、今までの最上位にあるものである。
村々の祭り (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
而も芸容は、和ゴト以外の領域を思はせるものがあり、芸質は明らかに辛抱立役或は脇役に向つてゐた。
実川延若讃 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
「知っとる、知っとる。ほんに酒好きけんな。飲ますごっちなか。とてんえれえお爺さんのごたる。」
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
「わしあ、よかこつした。今日たい。小樽へ帰ってっと馬車ん一台ったもんな。そこで五円札ば、うんち投げえて、何処どこっちゃよかけん、五円がつぬしがよかごつけさせちいうて、じゃらんじゃらんじゃらんじゃらん駈け廻ったもんですたい。愉快でしたもんな。大臣になったごたった。」
フレップ・トリップ (新字新仮名) / 北原白秋(著)
『おめえ、まだ善くねえごどして来たな?』と怨めしさうに見る。
刑余の叔父 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
と、背負しよつてるひとは、「なんだね、おまへわらごツちやないやね。」とひながらまたひよろ/\。
廓そだち (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
はとかく邪魔がはいる——人の世の習いとやら。
ある偃松の独白 (新字新仮名) / 中村清太郎(著)
されば夫婦の間は、何時か不和ふわになツて、父はぎやく待する、母は反抗する、一粉統ごだ/\としと共につのるばかりであツた。
平民の娘 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
八重「半治はん誠にほめえはりいよう、ほれじゃアまねえよ、ふァたい此家ほゝているに、ほめえがほんなほとをひてや親分ほやぶんまねえよ、小兼ほはねはんにひまになってへえれってえ、ほれじゃア可愛ははひほうだアへえ」
対えて曰く、これをくすというにあらざれども、願わくは学びがてらにせん、宗廟のまつりしくは会同のとき、玄端(を)章甫(を冠り)願わくは小相とならん。
孔子 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)
凡隊中所費シヨヒ銭糧センリヤウ 其自営ジエイノ功ニ取ル亦互ニ相分配ブンハイシ 私スル所アル勿レ 若アゲテコトヲヨウタラ 或ハ学料ガクリヤウ欠乏ケツボウイタストキハ隊長建議ケンギシ 出碕シユツキ官ノ給弁キウベン
海援隊約規 (新字旧仮名) / 坂本竜馬(著)